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株式会社日立ハイテクサイエンス
株式会社島津製作所
日本ウォーターズ株式会社
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社

【2021年版】HPLC5選 / メーカー18社一覧

HPLCのメーカー18社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


HPLCとは

HPLC

High Performance Liquid CHromatographyの略で、分離解析手法の一種です。

物質に含まれる成分をそれぞれの性質によって分離し定性、定量分析を行います。

また、成分の分離ができることから、分析のための用途以外にも天然物成分や化学合成品などの分離精製にも用いられています。

分離の主原理はクロマトグラフィーと同様で、液体の移動相をポンプなどで加圧してカラムを通過させることが特徴です。

物質の物理的特性(サイズ、形状)や化学的特性(吸着、イオン交換)によって固定相との相互作用の差によってカラム内で物質の分布が決まります。

HPLCの使用用途

HPLCは、1960年代終わりに誕生した比較的新しい手法と言えます。

HPLCは、装置本体、送液ポンプなどのハード面やカラム技術の進歩に加えて、その応用の広さが支えとなって発展しました。

主に使用される分野として、医薬品、食品、生化学分野を中心に発展してきました。例えば、医薬品分野では不純物や有効成分の分析に、食品分野においては、栄養成分、機能性成分、食品添加物、残留農薬などの分析に、生化学分野では、タンパク質や核酸関連物質の分析に用いられています。

HPLCの原理

HPLCは、クロマトグラフィーを主な原理として用います。

クロマトグラフィーとは、分析対象の物質を移動相に乗せて固定相を通過させることで物質を分離させることです。

移動相と固定相の相互作用(吸着、分配、イオン交換、サイズ排除など)によって、物質を構成する成分の性質の違いから、移動相の中を一定の比率で移動・分布することで分離されます。

HPLCでは、移動相に液体(溶離液)を用いて、送液ポンプによって一定の流量を固定相が詰まったカラムに送ります。

分離された成分は装置の検出器によって信号が検出され、X軸を時間、Y軸を信号強度として出力されクロマトグラムが得られます。

既知の成分(標準試料)の溶出時間を未知試料の溶出時間と比較することで、成分の同定ができます。

移動相には、水やその他様々な塩類を添加した水溶液や純正の有機溶媒もしくは混合して用います。

カラムには、マイクロサイズのシリカゲルや合成樹脂を、使用用途や分析の目的に合わせて用います。

HPLCを用いた濃度計算

HPLCを用いて濃度計算を行う場合、得られるクロマトグラムのピーク面積を計算することとなります。

定量法には外部標準法と内部標準法と呼ばれる2種類の方法があります。

外部標準法は、絶対検量線法とも呼ばれ、標準試料を用いた「検量線」を作成する方法です。

検量線を作成するには、既知の濃度の標準試料を3~4段階に希釈し、クロマトグラムを記録して、ピーク面積を算出します。そして、標準試料の濃度を横軸に、ピーク面積を縦軸にしてプロットすることで、検量線を作成します。この検量線を用いると、未知の濃度の試料から得られたピーク面積を使用し濃度が算出できます。また、外部標準法ではすべての操作を厳密に一定条件にして行う必要があります。

内部標準法では、標準試料で検量線を作成する際に、内部標準物質を添加します。そして、標準試料の量と内部標準物質の量との比を横軸に、標準試料のピーク面積と内部標準物質のピーク面積との比を縦軸にして、検量線を作成します。このとき、内部標準物質としては、化学的・物理的に安定で、サンプル中の夾雑成分のピークと完全分離できるものを選択する必要があります。また、サンプルに内部標準物質を添加した際に、沈殿などの化学変化があると、濃度に誤差が生じてしまうので要注意です。

HPLCの検出限界

HPLCは、様々な種類の検出器が市販されており、その検出限界は検出器に依存することとなります。

例えば、タンパク質、芳香族、色素等の測定が可能な紫外可視分光(UV/Vis)検出器の測定限界は、10 pgです。

また、蛍光を発する物質を測定できる蛍光検出器(FLD)の検出限界は、更に高感度であり、0.1 pgとなります。

そして、質量分析計(MS)を用いた場合は、最も感度が高く、0.01 pgの検出感度を有します。

HPLCの検出限界を最大限まで上げるには、サンプルの誘導体化や濃縮・希釈等の前処理を行うことが重要です。更に、その感度はカラムにも依存します。充填剤の種類や、カラムの内径等を適切に選択しましょう。

参考文献
https://www.jasco.co.jp/jpn/technique/internet-seminar/hplc/hplc1.html
https://www.jaima.or.jp/jp/analytical/basic/chromatograph/lc
https://www.nacalai.co.jp/cosmosil/technical/01.html
https://www.thermofisher.com/blog/learning-at-the-bench/hplc_basic/

HPLCのメーカー情報

HPLCのメーカー18社一覧


HPLCのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 アジレント・テクノロジー株式会社
  2. 2 株式会社島津製作所
  3. 3 株式会社住化分析センター

設立年の新しい会社

  1. 1 株式会社ケムコプラス
  2. 2 株式会社日立ハイテクサイエンス
  3. 3 アジレント・テクノロジー株式会社

歴史のある会社

  1. 1 株式会社島津製作所
  2. 2 ヤマト科学株式会社
  3. 3 株式会社大阪ソーダ

HPLC5選

Nexcera

株式会社島津製作所 Nexcera 画像出典: 株式会社島津製作所公式サイト

特徴

Nexceraは、高性能ハードウェアを搭載し、IoTやセンシング技術を取り入れた高速液体クロマトグラフです。

キャリーオーバーや検出器の安定性の改善より分析データの信頼性が向上し、移動相残量モニタ機能やタッチパネルでの遠隔操作によりユーザビリティーが向上しています。

省スペース化した一方で、分析可能な検体数が増加したことで分析業務の生産性向上に貢献します。

検体数が多い分析を手掛ける企業や大学のユーザーにオススメの装置です。

株式会社島津製作所の会社概要

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EXTREMA

日本分光株式会社 EXTREMA 画像出典: 日本分光株式会社公式サイト

特徴

EXTREMAは次世代ラボの多様なニーズに応えられる高速液体クロマトグラフです。

この装置の特徴は、超高圧・ラピッドセパレーション・分取といったユニットが用意されているため、目的に応じてそれぞれのユニットを組み合わせ、最適なシステムが構築できる点です。

操作性とメンテナンス性にも優れているため、ラボにて独自のシステムを構築したい方にオススメです。

さらに、日本分光の分光光度計でのノウハウを活かした、高感度・多機能・安定性に優れた検出器を提供します。

日本分光株式会社の会社概要

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ACQUITY UPLC

日本ウォーターズ株式会社 ACQUITY UPLC 画像出典: 日本ウォーターズ株式会社公式サイト

特徴

ACQUITY UPLCは粒子径1.7μmのカラム、およびシステム耐圧15000psiの能力を持つ高速液体クロマトグラフです。

そのため、従来の液体クロマトグラフと比較し、高速分離が可能となり、生産性・コスト・品質・分析スループットが大きく向上します。

さらに,AQUITY UPLCは様々な光学検出器や質量分析計のインターフェイスとして使用することができます。

高い分解能の分析結果を迅速に手に入れたい方に最適な装置です。

日本ウォーターズ株式会社の会社概要

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UltiMate 3000 RSLCnano

サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 UltiMate 3000 RSLCnano 画像出典: サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社公式サイト

特徴

UltiMate 3000 RSLCnanoは高圧条件下での低流量条件の分析に適応した高速液体クロマトグラフィーシステムです。

その特徴は高圧デュアルグラジエントポンプなどの送液システムを用いることで、様々なアプリケーションに応じた低流量分析条件を設定可能なことです。

高分解能精密質量分析とUltiMate 3000 RSLCnanoを接続することで、メタボロミクスやプロテオミクスなどの最先端の研究に最適です。

サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社の会社概要

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1260 Infinity II バイオイナート LC

アジレント・テクノロジー株式会社 1260 Infinity II バイオイナート LC 画像出典: アジレント・テクノロジー株式会社公式サイト

特徴

1260 Infinity II バイオイナート LCはバイオアプリケーションに適した高速液体クロマトグラフです。

この装置には金属フリーのサンプル流路が使用されているため、貴重な生体サンプルの金属表面における不要な作用を最小限に抑えられ、高い信頼性の分析が可能です。

高塩濃度条件と1から13の広いpH範囲で使用可能なため、多彩な分析アプリケーションに対応します。

生体サンプルを扱い機器分析を行う方にオススメな装置です。

アジレント・テクノロジー株式会社の会社概要

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