トータルカウンタについての概要、用途、原理などをご説明します。また、トータルカウンタのメーカー27社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。トータルカウンタ関連企業の2024年2月注目ランキングは1位:株式会社キーエンス、2位:パナソニック株式会社、3位:株式会社第一エレクトロニクスとなっています。
早稲田大学大学院でMBE法による窒化物半導体成長に関する研究に従事。2016年に大学院を修了後、非鉄金属系メーカーへ入社。金属製錬工場における設備保全・エンジニアリングの業務に従事。2022年に化学系メーカーへ転職。同様の業務に従事。
トータルカウンタとは、動作の回数や物体の数をカウントして表示する機器です。
カウントした数値を表示する機能のみのカウンタであり、工場機器の生産台数や動作回数を目視確認する用途で使用されます。カウントはリセットボタンなどでリセットするまで保持します。
カウント数に応じた制御出力は持ちません。カウント数を設定して出力したい場合はプリセットカウンタを使用します。
トータルカウンタは産業用途に広く使用される機器です。以下はトータルカウンタの使用用途一例です。
基本的にはバッチで運転する産業機器に使用します。真空遮断器などは運転回数によって寿命や整備頻度決める場合があるため、トータルカウンタが付属することが多いです。また、巨大遠心分離機やフィルタプレスなどは運転回数をカウンタでカウントする場合が一般的です。
トータルカウンタのカウント方式は2種類あります。
電気回路の接点信号やパルスでカウントする電子カウンタと、カウンタ内に内蔵されている電磁石の磁力によってカウントする電磁カウンタです。用途などに応じて使い分けます。
ロータリーエンコーダや光電スイッチなどの検出装置パルス信号を入力するカウンタです。デジタル回路データを保存するため、内部では2進数として処理されます。表示は7セグメント表示が一般的です。
パルス幅などの出力感度や不感時間などの設定が可能な製品も多く販売されています。電磁カウンタに比べて検出速度も高速です。ただし、多くの場合は動作に電源が必要です。バッテリや電池で動作する製品も販売されています。
検出装置が発するパルスの電気信号によって、カウンタに内蔵されている電磁石が動作させるカウンタです。電磁石の力で文字盤を動かしてカウントします。
機械的な動作によってカウントするため、外部電源が不要な製品が一般的です。検出装置からのノイズの影響を受けにくい点が特徴です。ただし、カウンタの応答性については、電子カウンタに比べて遅くなります。
トータルカウンタは入力方式や電源方式などに応じて選定します。
入力方式はカウントに使用する入力種類です。一般的には無電圧接点入力が使用されます。
トランジスタ接点を入力できるカウンタも販売されています。その場合、トランジスタの入力電源を選定する必要があります。
トータルカウンタ自体に電源が必要な場合は供給する必要があります。電池式であった場合には外部電源を必要としません。ただし、電池式の場合は使用時間に応じて電池が切れてしまう場合もあります。
電源を供給する場合、主な電源仕様はDC24V、AC100V、AC200Vなどです。商用電源をそのまま使用したい場合はAC100VやAC200Vを選定します。制御電源としてDC24Vを有する機器の動作カウンタとして使用する場合はDC24V仕様を選択する場合もあります。
トータルカウンタは制御盤盤面に表面取付することが多い製品です。カウンタ裏面には端子台などが取り付けられ、制御盤などの内線と接続されます。
トータルカウンタに合う穴を開口してねじを切り、ねじなどで固定します。制御盤内部保護のために接続表面にはゴムパッキンが付属します。パッキンを介して固定することで気密性が増し、制御盤内への水滴侵入を予防します。メーカーによっては取付枠や取り付け用金具が別途販売されています。
トータルカウンタにはリセットボタンが付いており、カウントをリセットしたい場合はリセットボタンを押すことでリセット可能です。無電圧接点を接続してリセット可能な製品も販売されています。接点出力でリセットさせたい場合はリセット接点付きの製品を選定します。
参考文献
https://www3.panasonic.biz/ac/j/service/tech_support/fasys/glossary/component/counter/index.jsp
https://www.fa.omron.co.jp/guide/technicalguide/11/95/index.html
https://www3.panasonic.biz/ac/j/fasys/component/counter/example_usage/index.jsp
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年2月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社キーエンス |
7.9%
|
2 | パナソニック株式会社 |
7.5%
|
3 | 株式会社第一エレクトロニクス |
6.6%
|
4 | ニデックドライブテクノロジー株式会社 |
6.6%
|
5 | 杉山電機システム株式会社 |
6.2%
|
6 | 渡辺電機工業株式会社 |
5.3%
|
7 | 株式会社ジェイテクトエレクトロニクス |
5.3%
|
8 | Autonics Japan Corporation |
4.8%
|
9 | 株式会社古里精機製作所 |
4.4%
|
10 | スズデン株式会社 |
4.4%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年2月のトータルカウンタページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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価格について: Metoreeに登録されているトータルカウンタの製品2点の2024年3月29日時点での価格データを元に算出しています。