光マルチメーターのメーカー4社・12製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
光マルチメータ(英語: Optical multimeter)とは、さまざまな光の特性を測定するための機能が組み込まれた装置です。
光損失テスタ・光ロステスタ・光ロステストセットなどと呼ばれることもあります。
具体的には、光の強度を測定する光パワーメーター、光ファイバーの信号がどれくらい損失されるかを測定のための、ロステスタ・リターンロステスタの機能を持っています。
また光源としてレーザーを搭載しているものもあり、安定光源としても利用することができます。
光マルチメータは基本的に光源と光パワーメーターで構成されています。
それぞれを独立した機能として利用することもありますが、一般的には光ファイバー通信に使うファイバーの光損失を調べる目的で使われます。
また、光ファイバーケーブルは断線などによって不具合が起こることがあります。
このような場合は、屋内に設置されている光コンセントに、小型の光マルチメータを接続するだけで良いので、非常に簡便な検査を行うことができます。
光ファイバー中を通過する光は、様々な要因によって減衰します。
これは光が通過する際、ファイバーの組成や不純物によって生じるレイリー散乱や、接続点の端面状態での反射などにより損失されるためです。
光マルチメータの光源の多くはパルスレーザーであり、光ファイバーの入射口からパルス光を導入して、出射口での光の強度変化をフォトダイオード(光パワーメーター部分)で測定します。
入射口の光強度と出射口での光強度の比を取れば、ファイバーを通過によって生じた光の損失率を求めることができます。
この場合、入射口と出射口それぞれに光マルチメータを設置するので、双方向測定と言います。
また入射口で後方散乱が帰ってくるまでの時間を測定すると、入射口からの距離がわかるので、これを解析すればファイバー内部で問題が起こっている箇所を特定することができます。
この場合、入射口に一台の光マルチメータを設置するだけで測定を行うことができます。
参考文献
https://www.nttrec.co.jp/faq/faq-product/faq-hikarisokutei/faq-hikarisokutei05
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
8164Bは波長可変レーザーを搭載した光マルチメータです。
光パワーメータ、ロステストセット、リターンロステストセット等、各種センサーモジュールを追加できるスロットに加え、波長可変及び固定波長のレーザーを最大4つまで増設できるスロットを搭載しており、非常に拡張性の高い製品です。
わかりやすいカラーディスプレイを内蔵している他、VGAインターフェースも搭載しているので外部モニターに出力することもできます。
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