光パワーメーターのメーカー12社・43製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
光パワーメーター(英語: Optical power meter)とは、光の強度を測定するための装置の総称です。
特に光ファイバー通信に使う光の強度を測る際に「光パワーメーター」という名称が使われます。測定する光の種類や測定の単位系によって様々な名称があり、他にもレーザーパワーメーターや放射照度計、光度計、照度計などがあります。
これらは名前が違うだけでなく、測定結果を表示する際の単位が異なります。
しかし、どれも光の強さを表すものであることに変わりはありません。
光パワーメーターは光の強度を測定する装置として非常に汎用性が高く、光ファイバー通信の通信波長光源やレーザー・LEDなどの汎用光源など様々な光源の出力を測定するのに利用されています。
そのため、価格も安く、小回りの効くハンディタイプのものが多く販売されています。
強すぎる光の暴露は、生体にとって毒性をもたらす場合があるので、レーザー光源などを安全に正しく扱うためにも、使用する光の強度を測定することは重要です。
光パワーメーターは光強度を測定するための半導体センサーとその結果を出力するディスプレイのような表示器によって構成されています。
半導体センサーとして用いられるのは光電効果によって、光強度を電流値として測定するフォトダイオードセンサーと、センサーが受光した際の温度変化を測定する、サーモパイロセンサーやパイロエレクトリックセンサーが用いられます。
特にフォトダイオードセンサーは受光した光子量に対して、高い線形性で電流値に変換することができるので、多くの光パワーメーターで採用されています。
これらのセンサーにおいて電流値への変換や温度変化は、受光する波長によって効率が異なるため、測定結果の信憑性を担保するために、センサーは各波長で正しく校正されている必要があります。
場合によっては感度の低い波長帯を補正するためにセンサー入力アンプを用いてシグナルを増幅することもあります。光パワーメーターはあくまで光の強度を測定するための装置なので光の波長を測定することはできません。
測定結果として光の波長と強度が表示されますが、この波長は測定されたものではなく、その波長に最適化された校正を用いていることを意味するもので、ユーザー自身が測定に合わせて設定するものなので注意が必要です。
参考文献
https://www.rp-photonics.com/optical_power_meters.html
https://www.nicera.co.jp/products/infrared-sensor/thermopile-sensor
http://www.neotron.co.jp/product/S2/S&LEnergySensorHeads%20.pdf
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
光源により①SM1310/1550nm、②SM1310/1550/1625nm、③MM850/1300nm,SM1310/1550nmの3タイプあり、光源・光パワーメータ一体型の製品になります。
用途別に光パワーメータ(-70~+10dBm)、ハイパワー光パワーメータ(-50~+27dBm)、PONパワーメータ(1490/1550nmを分離同時測定)の3種類の光パワーメータから選択することができます。
対向による多心ファイバ測定機能やオートロステスト機能、測定結果が保存できるUSB搭載などの機能・性能の他に、見やすい大画面LCDや日本語表示で簡単な操作可能など、操作性も優れています。
Blu-ray Disc、DVD、CDなど、光ピックアップの生産ライン自動化向けの光パワーメータになります。
デジタル・インタフェースにUSBやGPIBを標準装備しているため、簡単に自動化システムの構成ができます。
Blu-ray Disc、DVD、CD各種用途別の9種類もの光センサを自由に選択でき、405nm、650nm、780nmの3波長に対応した光パワーを1つのセンサで測定ができます。
低ノイズ設計と高分解能のA/Dコンバータを使用しているため、0.001dBの微細な変化も逃すことなく高分解能で測定ができる一台です。
無駄のない機能的なデザインとして2017年にグッドデザイン賞を受賞している製品になります。
「分離重心波長方式」を初めて採用し、ホワイトバランスの調整時間の短縮を実現させ、生産効率アップにつなげたレーザー光源専用の光測定器になります。
RGB合成波それぞれの重心波長と光パワーを同時に測定ができ、測光量と色度の目標値と許容範囲を設定すればRGBそれぞれの放射量を指示範囲に合わせるだけでホワイトバランス調整ができます。
軽量かつハンドヘルタイプの波長計測付き光パワーメータになります。
デザインはシンプルで防水かつ耐久性に優れているラバーカバー仕様のため、屋外作業にも使用可能な製品になります。
リチュームイオン・リチャージバッテリーが搭載されているため、長時間の使用も可能にしています。
CWDM波長多重装置サービスや通信事業者のFTTHサービス、CATV事業者のHFCサービス、電力会社のスマートグリッドサービス、データセンターのクラウドコンピュータサービスなど、幅広いフィールドで活躍できる製品になります。
光ファイバを使用した光通信等の光パワー量、光減衰特性などを測定することができる、軽量ポケット型の(ミニ)光パワーメータです。
測定波長は、850nm、1310nm、1490nm、1550nm、1625nmの5つの波長モードで校正されています。
先端のコネクタアダプタを交換することで規格に準拠した各種光コネクタの測定が可能となります。
また、機能も充実しており、誤って電源を切ってしまっても設定波長と相対基準値を記憶するメモリー機能や電源の切り忘れを防止するオートパワーオフ機能が備わっています。
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