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【2021年版】ゴムパッキン メーカー15社一覧

ゴムパッキンのメーカー15社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


ゴムパッキンとは

ゴムパッキン

ゴムパッキンとは、配管やバルブの接合部における気密性・液密性を高め、内部流体の漏洩や異物混入を防ぐことを目的として用いられるシール材の1つです。

工学的には、パッキンが回転体などの運動部に用いられるシール材を指し、ガスケットが静止部を指しますが、一般的にゴムパッキンは静止部に用いられるゴム製シール材を指します。

シールテープなどのシール材に対して、ゴムパッキンは安価で様々な材質にて製造されていることから、多種多様な分野において用いられています。

ゴムパッキンの使用用途

ゴムパッキンを接合部に入れ締め込むと、ゴムが伸長し、その隙間を埋めることでその機能が発揮されます。

ゴムパッキンは工業設備・実験設備に用いられるだけでなく、様々な容器の蓋や家庭内のシャワーノズルや水道管など日常生活の多くのシーンでも活躍しています。

ゴムパッキンには様々な形状・材質があり、用途に合わせて選定することで、広い分野における流体の漏洩・異物の混入を防ぐことに用いられています。

ゴムは可逆的にその形状を変化させられることから、ゴムパッキンは繰り返し使用することが可能になっており、容器の蓋など繰り返し開閉する部位においても使用可能です。

ゴムパッキンの原理

ゴムパッキンは材料であるゴムの伸び縮みする性質に起因し、その機能を発揮します。

ゴムを構成する高分子は外力により引き離される際に、硫黄原子により分子間のつながり(架橋)が保たれて、結合が維持されます。

これにより、ゴムは外力がかかっても完全に断裂せず、外力がなくなった際には元の状態に戻ることができるため、伸縮が可能となります。

ゴムパッキンを配管等の接合部に用いると、締め込みや流体の圧力などの外力によって、ゴムはその隙間を埋めるように伸長し、流体の外部の漏洩や外部からの異物の混入を防ぐことが可能となります。

外力がなくなった際には、ゴムパッキンは元の形状に戻り、再度外力が加われば同様の機能を発揮できるために、繰り返しの利用が可能になります。この際、完全に元の形状に戻ることはできず、その機能は徐々に低下することから、長期的には交換が求められます。

ゴムパッキンには様々な材料のゴムを使用することが可能であり、流体の種類や温度など系によって適切な材質を選定することが重要となります。

ゴムパッキンの種類

ゴムパッキンに使われている原材料にはたくさんの種類があり、その種類ごとに異なる特徴を持っています。ここでは、そのことについて詳しく解説します。

ゴムパッキンに用いられる材料は天然ゴムよりも合成ゴムがやや多く、具体的な名前を挙げていくとニトリルゴム(NBR)、フッ素ゴム(FKM)、ウレタンゴム(U)、シリコーンゴム(VMQ)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)などです。それぞれの特徴を知り、使い分けましょう。

各ゴムの特徴

  • ニトリルゴム(NBR)
    耐油性、耐摩耗性、耐老化性に優れた材料です。保管期限10年と考えてください。最も一般的な合成ゴムの一つのため、耐油性が必要な場合にまず検討すべきゴムだと言えます。また、ニトリルゴムは耐老化性に優れているため、長期間使用する部分に使用するのが良いでしょう。反面、耐候性に弱いため、直射日光が差す場所では使用しないのが無難です。
  • フッ素ゴム(FKM)
    耐熱性、耐油性、耐候性および耐薬品性が他のゴムに比べて優れた材料です。保管期限20年と考えてください。このような特徴から、化学薬品が触れるパッキンやホースに使われていることが多くなっています。フッ素系ゴムは物理的な衝撃には弱いため、その点は注意してください。
  • ウレタンゴム(U)
    最大の特性は耐摩耗性が高く、機械的な強度が総合的に強いことです。対して、耐水性については弱く、濡れている場所や湿度が高い環境での使用はおすすめできません。保管期限10年と考えてください。ベルトコンベアなど頻繁に摩擦にさらされる所で力を発揮する材料です。
  • シリコーンゴム(VMQ)
    特筆すべき点は人体に影響が小さい素材だということです。また、耐熱性や難燃性にも優れており、温度によって形が変わりません。このような安全な特性を活かして、炊飯ジャーのパッキンや水周りの商品に用いられています。保管期限20年と考えてください。値段も割り方安定しています。
  • エチレンプロピレンゴム(EPDM)
    耐候性、耐寒性、耐無機薬品性に優れている材料です。保管期限20年と考えてください。もともとゴムは直射日光や極端な寒さに弱く、硬くボロボロになってしまいますが、エチレンプロピレンゴムは屋外で使用しても問題のない材料です。屋外で使用されるゴム電線などに使われています。逆に弱点といえるものは、耐油性です。耐油性が強くない点に注意すれば、汎用性が高い材料です。
  • ブチルゴム(IIR)
    イソブチレンに少量のイソプレンを共重合させて作っており、防振性、絶縁性、耐水性、耐候性、耐薬品性、耐熱性に優れています。工業品から家庭用品まで使用の幅は広く、生活には欠かせない基本となるゴム素材です。
  • スチレンブタジエンゴム(SBR)
    エチレングリコールやブレーキ油などの動物油・植物油に優れた特性を持っています。また、天然ゴムと比べ、耐摩耗性、耐老化性に優れており、価格も安価な材料です。熱に対しても強く、均質な製品を作りやすいのが利点であり、タイヤやホースなどに広く使われています。

参考文献
日本プラントメンテナンス協会 実践保全技術シリーズ編集委員会編『実践保全技術シリーズ4シール技術』 1994年 ISBN 4-88956-066-1
日本プラントメンテナンス協会編 『わかりやすい機械要素―基礎から取扱いまで〈下巻〉』 JIPMソリューション 2001年 ISBN 4-88956-189-7
https://www.kyowakg.com/tech/bosuipacking/
https://www.packing.co.jp/ORING/moredomegenri.htm 
https://www.packing.co.jp/PACKING/packingzaiindex.htm
https://www.e-sealpacking.com/guide/
https://www.ontech.jp/column/theme01/column19.php

ゴムパッキンのメーカー情報

ゴムパッキンのメーカー15社一覧


ゴムパッキンのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 ニチアス株式会社
  2. 2 篠原電機株式会社
  3. 3 共和工業株式会社

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  1. 1 共和工業株式会社
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  3. 3 オーディオゴム・テクニカル株式会社

歴史のある会社

  1. 1 株式会社第一
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