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スリップリングのメーカー38社一覧や企業ランキングを掲載中!スリップリング関連企業の2025年7月注目ランキングは1位:株式会社東測、2位:遠藤工業株式会社、3位:株式会社壬生電機製作所となっています。 スリップリングの概要、用途、原理もチェック!
スリップリングとは、回転体の外部から電力や電気信号を伝えることができる回転コネクタのことです。
回転体に配置された金属製リングと固定側のブラシを介して電力や信号を伝達します。回転体の振動や応力、軸力を計測し、微小な信号を伝送して制御用に利用されています。回転体に電源を供給するリード線の役目として利用されることも多いです。
スリップリングの取り付けは主に2種類あり、軸端取り付けタイプと 中空タイプです。軸端取り付けタイプは回転体の末端に取り付けます。中空タイプは回転軸にリングブロックをはめ込みます。また、リングとブラシが一体型のタイプとリングとブラシが分離しているタイプもあります。
2025年7月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社東測 |
11.8%
|
2 | 遠藤工業株式会社 |
8.3%
|
3 | 株式会社壬生電機製作所 |
6.1%
|
4 | ニッタ株式会社 |
5.2%
|
5 | 有限会社秋栄製作所 |
4.8%
|
6 | 株式会社北澤電機製作所 |
4.8%
|
7 | 株式会社大崎電業社 |
4.8%
|
8 | 明電ケミカル株式会社 |
4.4%
|
9 | 株式会社菱小 |
3.9%
|
10 | 東京通信機材株式会社 |
3.1%
|
12 点の製品がみつかりました
12 点の製品
ヒカリ電子工業株式会社
250人以上が見ています
最新の閲覧: 20時間前
返信の比較的早い企業
100.0% 返答率
13.4時間 返答時間
シングルチャンネルのマルチモード光ファイバーロータリジョイント (FO228) は、回転インタフェイスを備えたシステムで光伝送の双方向性...
遠藤工業株式会社
220人以上が見ています
最新の閲覧: 3時間前
返信の早い企業
100.0% 返答率
7.4時間 返答時間
■特長 ・SAM (Self-alignment mechanism:自動調芯機構) により光信号の安定化を実現しました ・特許取得済み ・質量を約10gと軽量化し...
日本プリンステル株式会社
10人以上が見ています
■適合FORJ MJXシリーズ (組み込み) ■特徴 12リング、金-金、240 V、2 A/リング、28 AWG、240 rpm。 ■応用 カメラ、デジタルおよびア...
日本プリンステル株式会社
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日本プリンステル株式会社
■概要 SRF24モデルは、24回路、低コスト、既製品、そして「フリーサイズ」のスリップリングで、ほとんどの低電圧アプリケーション、特に...
日本プリンステル株式会社
10人以上が見ています
■概要 SRF24モデルは、24回路、低コスト、既製品、そして「フリーサイズ」のスリップリングで、ほとんどの低電圧アプリケーション、特に...
日本プリンステル株式会社
10人以上が見ています
■概要 SR202およびSR202Gシリーズのスリップリングは、Princetel社のMJXシリーズFORJを組み込むように設計されています。一体型のデバイ...
日本プリンステル株式会社
10人以上が見ています
■概要 SRF24モデルは、24回路、低コスト、既製品、そして「フリーサイズ」のスリップリングで、ほとんどの低電圧アプリケーション、特に...
日本プリンステル株式会社
■概要 SRP90シリーズスリップリングは、ローターとステーター間の回転軸に沿って非常に高い荷重 (0.5トン) に耐えられるように設計され...
日本プリンステル株式会社
10人以上が見ています
■概要 SR223シリーズ スリップリングは、Princetel社のRPTシリーズおよびMJ2シリーズ FORJを組み込むように設計されています 。この一体...
日本プリンステル株式会社
10人以上が見ています
■概要 SR723シリーズ スリップリングは、Princetel社のMJn シリーズおよびJXnシリーズのFORJを組み込むように設計されています。この一...
日本プリンステル株式会社
10人以上が見ています
■概要 MS9000シリーズスイベルは、ローターとステーター間の回転軸に沿って極めて高い荷重 (5トン超) に耐えられるように設計されていま...
スリップリングとは、回転体の外部から電力や電気信号を伝えることができる回転コネクタのことです。
回転体に配置された金属製リングと固定側のブラシを介して電力や信号を伝達します。回転体の振動や応力、軸力を計測し、微小な信号を伝送して制御用に利用されています。回転体に電源を供給するリード線の役目として利用されることも多いです。
スリップリングの取り付けは主に2種類あり、軸端取り付けタイプと 中空タイプです。軸端取り付けタイプは回転体の末端に取り付けます。中空タイプは回転軸にリングブロックをはめ込みます。また、リングとブラシが一体型のタイプとリングとブラシが分離しているタイプもあります。
スリップリングは低速回転用から20,000rpmの高速用まで展開されています。また、対応できる電力も3,000A以上の大電流のものもあり、実験、開発用から設備用まで広く利用されています。
風力発電機、工作機械、遠心分離機、撹拌機、ロボットアーム、クレーン車、監視カメラ、及びヘリコプター、ターンテーブル、ドラムヒーター、レーダーアンテナなどの回転体のヒーターやモーターの電源供給に使用されます。
また、半導体製造装置やCTスキャンのような医療機器、非破壊検査、音響装置など幅広い用途があります。回転体の温度、ひずみ、トルクの測定にも使われています。
回転体のターンテーブルなどの回転軸にリング状の電極部分(リングユニット)がついています。リングユニットの外周や側面にブラシ状の電極部分が接触し、接触した箇所を接点として、電力と信号を伝送する構造です。
リングユニットが回転してもブラシとは常に接点を持つため、安定した電力の供給と信号の伝送が可能となります。リングユニットにはベアリングがあり、ブラシ側を支持しています。
スリップリングのリングとブラシの接点部分には銅や銀などの貴金属を使用することで液漏れなどの心配もなく、接触抵抗を安定化させることが可能です。リングには青銅、銀、金などが使われ、ブラシ部分にはカーボンや銅、銀合金などが使用されます。
電力や信号の配線が多い場合にはスリップリングも必然的に大型になります。また、ある程度摩耗するため、定期的なメンテンナンスが必要です。
スリップリングは、ブラシが接点の役割をしていることによって回転体上の電気機器から固定側に送受信しています。ブラシが常に回転体と接触しているため、回転体が360°どの位置にあっても配線のねじれやシャフトへの絡まりなく送受信が可能となります。
回転体側と固定側との送受信が必要な信号数に応じて、ブラシ(接点)の個数は変化します。そのため、通信機器が多くなればなるほどブラシの個数が多く必要となり、結果としてスリップリング全体の巨大化につながります。
この場合、シリアル通信や自動車に使われているCAN通信を使用すれば、ブラシ数を減らすことが可能です。
スリップリングのデメリットは、ブラシの摩耗による接点不良が発生する可能性があることです。ブラシは物理的に回転体と接触しているため、経年劣化により接触不良が発生することがあります。
特に屋外で使用する機器では、密閉ケースで保護されていない場合は、砂埃や水の侵入によって早期にブラシが損傷する場合もあります。そのため数年に1度はブラシの掃除や潤滑剤の塗布を行うことで寿命を延ばすのが一般的です。
このとき使用する潤滑剤は、導電性のあるものを選択します。導電性がない場合、ブラシ部分で通電不良が発生し、回転体側と固定側との間が通信不良となる恐れがるため注意が必要です。
ブラシ部の寿命は、一般的には1,000万回転~1億回転程度であり、メーカーによっては5億回転ぐらいまでです。長寿命の機器に使用する場合は、定期的にブラシ部のメンテナンスが必要になります。
参考文献
https://www.totukizai.co.jp/product/slipring/about.html
http://www.hikari-slipring.co.jp/publics/index/43/
http://www.kyoeidenki.jp/slipring/
https://slipring-japan.com/Slipring.html