双腕ロボットのメーカー6社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
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双腕ロボットは産業用ロボットの1種です。ロボットの胴体があり、そこに文字通り腕(アーム)が二本伸びています。それぞれの腕に役割を持たせ、自動動作を実施します。双腕ロボットの利点は2つのアームを利用してより複雑な作業を実施することが可能な点です。
似たロボットとして単腕ロボット(1本のアームだけを持つロボット)がありますが、こちらのロボットよりも、より人間らしい動作が実施でき、ものを浮かせた状態で作業したりもできます。
双腕ロボットには関節部分の構造から2種類に分類されます。1つが垂直多関節型ロボット、もう1つが水平多関節型ロボットです。水平多関節型ロボットに関してはスカラロボットとも呼ばれたりします。
垂直多関節型ロボットは立体的な作業に向いています。実際にどのような作業を行うかというと、加工や研磨、検査、溶接、組立、ピッキング、ハンドリングなどの作業を行います。水平多関節型ロボットは平面上での作業に向いています。実際にどのような作業を行うかというと、検査や組立、搬送、ハンドリングなどの作業を行います。
双腕ロボットは一般的な産業用ロボットと仕組みは変わりません。構造は先端のハンド部分とアーム部分、そして関節(リンク)部分で構成されています。これらアームを動かす際は全てモーターを使用しています。モーターはサーボモーターが主に使用されています。同様の役割としてステッピングモーターもありますが、エンコーダーを使用していないことから、自身の位置を把握できないため向いていません。
双腕ロボットはこれら構造により旋回運動、前後運動、上下運動、回転運動の4つの動作が実施できます。更に複数のカメラと力覚センサーによるセンシング能力を持たせることでより自律能力を持たせることができます。胴体、アーム、ハンド、関節、カメラ、力覚センサー、画像処理、物体認識、力覚制御、これらを組み合わせることで人間に近い双腕ロボットを作り出しています。このおかげで複数の単腕ロボットが必要な場面でも双腕ロボット1台で賄うことができます。
参考文献
https://www.epson.jp/products/robots/souwan/w01/
https://jss1.jp/column/column_92/
社員数の規模
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