温湿度センサーについての概要、用途、原理などをご説明します。また、温湿度センサーのメーカー32社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。温湿度センサー関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:オムロン株式会社、2位:東邦電子株式会社、3位:理化工業株式会社となっています。
温湿度センサーとは温度・湿度を測定する為の機器で、温度センサーと湿度センサーからなります。
温度センサーでは測温抵抗体(RTD)・リニア抵抗器・サーミスタの3つに大別されます。
測温抵抗体(RTD)・リニア抵抗器・サーミスタの種類ごとに原理を解説します。
湿度センサーは抵抗変化型と静電容量変化型の2つに大別されます。
湿度センサーは、測定結果を飽和水蒸気量を100%としたときの水蒸気量の割合で表現します。温度に依存する特性のため、相対湿度と呼ばれています。その為、温度センサーと合わせて使うことが多く、まとめて温湿度センサーと呼ばれることがあります。
温湿度センサーには、測定方法や構成の違いの他に、センサー素子のみのタイプと、ICタイプのものがあります。
ICタイプは、センサー素子とA/D変換などの計測回路が集積されて一つのチップになっています。センサー素子単体を使う場合には、用途に応じて周辺の回路設計が必要となり、時間とコストがかかりますが、一体型のICタイプは、手軽に使用することができます。
また、基板に実装する際も面積を小さくでき、小型化、低消費電力、低コストを実現できます。
パソコンやスマートフォンだけでなく、様々な機器がインターネットに繋がり連携できるようになってきました。いわゆるIoT(Internet of Things)と呼ばれており、もの同士が、情報を交換したり、遠隔操作したり、データを収集できることによって、様々なサービスに活用されています。
特に遠隔で状態を監視したり、異常を検知する為のサービスや仕組みには、センサーが重要な役割を担っており、IoTセンサーと呼ばれるWiFiやBluetoothなどのワイヤレスな通信手段と組み合わせた様々な種類のセンサーが登場してきました。
ワイヤレス温湿度センサーもその中の一つで、このセンサーを活用することによって、遠隔地の温度湿度の確認や、モニタリングを行うシステムを構築することができます。
データセンターや製造ライン、冷房設備、倉庫、ビニールハウスなど、常時人がいない場所や見えない場所の温湿度管理や異常検知に活用されています。
また応用事例として、窓やドアの開閉感知、人や動物の動き検知を行うセンサーや、家電と連携させたホームセキュリティサービスや、高齢者向けの見守りサービスなど、様々な用途、場面で活用されています。
参考文献
https://www.sensirion.com/jp/about-us/technology/cmosens-technology-for-humidity/
https://product.tdk.com/info/ja/products/sensor/sensor/humidity/technote/tpo/index.html
https://www.koaglobal.com/product/library/sensor/basic
https://www.ni.com/ja-jp/innovations/white-papers/06/overview-of-temperature-sensors.html
https://www.okazaki-mfg.com/Tech_info/resistance_thermometer.html
https://www.murata.com/ja-jp/products/thermistor/ntc/basic/thermistor
https://www.daiichi-kagaku.co.jp/situdo/note/arekore10/
https://www.jp.omega.com/prodinfo/Integrated-Circuit-Sensors.html
https://emb.macnica.co.jp/articles/5007/
https://www.hitachi-solutions-create.co.jp/column/iot/iot-sensor.html
https://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/UNI-01-C003
https://www.omron.co.jp/ecb/sensor/about-iot
Metoreeでは各社カタログを無料で一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
温湿度センサーのカタログ一覧はこちら企業
ワッティー株式会社 センサテック株式会社 神栄テクノロジー株式会社 エム・シー・エム・ジャパン株式会社 株式会社テクネ計測 株式会社ステルテック グリッドリンク株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | オムロン株式会社 | 14.8% |
2 | 東邦電子株式会社 | 11.1% |
3 | 理化工業株式会社 | 8.3% |
4 | アルプスアルパイン株式会社 | 7.4% |
5 | 神栄テクノロジー株式会社 | 6.5% |
6 | 株式会社トーキン | 6.5% |
7 | アズビル株式会社 | 5.6% |
8 | トウプラスエンジニアリング株式会社 | 4.6% |
9 | 山本電機工業株式会社 | 4.6% |
10 | ams AG | 3.7% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月の温湿度センサーページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
Metoreeに登録されている温湿度センサーが含まれるカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
高分子湿度センサーCL-M53Rは、高性能を維持したまま小型化した組込センサーであり、湿度20~95%と幅広い湿度を検知可能な湿度センサーです。
また、湿度検出精度は、気温25℃、湿度60%の環境下において、±5%(湿度)です。さらに、RoHSにも対応した湿度センサーです。
高性能・小型という特徴に加え、再現性や応答性にも優れたセンサ―なので、複合機、プリンタ、卓上温湿度計、時計、エアコン、加湿器、除湿器および乾燥機への組込部品として使用できます。
薄型温度センサーST-50シリーズは、厚さが0.34mmまたは0.13mmと極薄のK熱電対温度センサーです。この薄型という特徴を生かし、微小な箇所の温度測定を行うことができます。
貼り付けて使用することが可能な貼り付けタイプ、挟み込んで測定することを想定した剥き出しタイプ、絶縁がとれる被服タイプの、合わせて3タイプが用意されています。
タイプによってスペックに多少の違いはありますが、0~300℃の広範囲に渡り、温度の測定が可能で、精度も±1.5℃以内に抑えられています。
フッ素樹脂型TA型温度センサーは、保護管にフッ素樹脂を使用していることから、酸、アルカリ、アルコールおよびガソリンなどの耐薬品性が必要な場面での温度測定ができます。
使用可能温度は0-180℃と、幅広い温度帯で使用することが可能です。
このTA型は、他のフッ素樹脂型(TE型やTH型)センサーに比べ応答時間が早いです。
温度素子については、基本仕様はK熱電対で製作されていますが、サーミスタでの製作も可能です。
微小表面用温度センサーCSシリーズは、測温部を小さくした微小表面用の温度センサーです。
CSシリーズ内に、様々なヘッド形状、パイプ形状および長さがあることから、あらゆる物体の表面温度の測定が容易です。
使用可能温度も-50~400℃と幅広く使用できるにも関わらず、誤差は±3℃(100℃の金属表面)に抑えられています。なお、ヘッド形状によっては、最大600℃まで測定可能なセンサーもあります。
また、耐久性も5万回以上と、耐久性にも優れた温度センサーです。
小型湿度センサーHSHCA(SMD)シリーズは、湿度検出範囲が0~100%と広範囲の湿度を検知可能なセンサーです。
このシリーズの中で最も小さな商品は、2×2×0.88mmと、とても小型な湿度センサーです。
小型ではありますが、アナログ出力の商品では湿度の測定精度が±5%、デジタル出力の商品では、±1.5%(25℃、湿度50%条件で)となっています。
主な用途としては、スマートフォンやタブレット端末、白物家電などで使用することが想定されています。
秋月電子通商でチェック
ミスミでチェック
ヤフオクでチェック