ファイバユニットについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ファイバユニットのメーカー5社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ファイバユニット関連企業の2023年5月注目ランキングは1位:フエスト株式会社、2位:株式会社キーエンス、3位:竹中電子工業株式会社となっています。
ファイバユニットとは、主に石英ガラスやプラスチックなどによって細く形成された屈折率の高い中心部のコアと、その周囲を覆う屈折率の低いクラッドの2重構造を形成し、このファイバ内を光が全反射する現象を利用して光が照射される光ケーブル部のことを指し、光ファイバともいわれます。
一般的にファイバユニットは、光を通しながら照射するファイバユニット部と、光源や光増幅機能などを有するファイバアンプと組み合わせることで、光の照射により物体の検出が可能になる光電センサーとして、さまざまな物体の検出に使用されています。
ファイバユニットは、小型センサーヘッドを備えたファイバケーブルを指し、一般的にファイバユニット単体で使用されることは無く、検出機構を備えたファイバアンプと併用することで検出が可能になります。
また、ファイバユニットとファイバアンプを用いることで、非接触での一般的な製品検出から、狭小スペースでの極小製品の検出や位置決め、貯蔵タンクの液面検出など、さまざまな生産現場において幅広く利用されています。
ファイバユニットは、主に石英ガラスやプラスチックなどによって細く形成された屈折率の高い中心部のコアと、その周囲を覆う屈折率の低いクラッドの2重構造を形成し、このファイバ内を光が全反射する現象を利用して光が照射されることが特徴の光ケーブルです。
このファイバユニットには、コアに石英ガラスを用いたガラスタイプとアクリル系樹脂を用いたプラスチックタイプがあり、石英ガラスタイプは耐熱性、プラスチックタイプは軽量で折れにくいなどの特徴により、検出環境に合わせることができます。
また、ファイバユニットの光ケーブル単体では、ファイバユニット端面から照射される光は約60度の角度で広がるため、この照射角や集光率を変化させる目的や、ファイバユニット端面の保護とファイバユニット端面の固定をする目的なども兼ね備えて、ファイバユニット端面にはセンサーヘッドが取り付けられます。
これらの特徴を備えたファイバユニットは、投光側、受光側の2本をファイバアンプの光源と接続することでファイバセンサーとして用いられ、透過型、反射型、回帰反射型、限定反射型の検出方式や、さまざまなセンサーヘッドの形状によって幅広い検出を可能にしています。
参考文献
http://www.phosc.jp/cms/article/000008.html
https://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/commentary/fibersensor_tg_j_1_2.pdf
https://www3.panasonic.biz/ac/j/service/tech_support/fasys/glossary/sensor/photo_fiber_proximity/index.jsp
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年5月の注目ランキングベスト4
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | フエスト株式会社 |
42.9%
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2 | 株式会社キーエンス |
28.6%
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3 | 竹中電子工業株式会社 |
14.3%
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4 | オプテックス・エフエー株式会社 |
14.3%
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注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年5月のファイバユニットページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
ファイバユニット1製品が登録されています。
フィルター β版
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NFシリーズのネジ取り付けタイプは、ネジ形状のナットで取り付けるファイバユニットです。
中でもNF-TR14は、取り付け状況に応じてナット部側面のスリットに合わせてファイバケーブルを曲げる切り替えを行うことで、ヘッドビューとしてもサイドビューとしても使用することができます。
また、メタルジャケットタイプはファイバケーブル部の引っ張り強度を向上させてあるため断線の防止効果が期待でき、その他にもレンズの装着が可能な機種があります。
さらに柔軟に曲がるため折れの心配も少なく、破損を避けたい場合への使用に適した製品です。
NFシリーズの円柱タイプは、セットビスで取り付ける小型のファイバユニットです。
用途に応じて極細、サイドビュー、スリーブ付きの3種類の機種から選択することができるうえ、小型であることからスペースを取りません。
極細のファイバユニットは高精度の検出が可能であり、微生物体の検出をする際に最適な機種です。
標準型のヘッドビュータイプと比較すると、サイドビューならびにスリーブ付きの機種は奥行きがない場所にも取り付けることができることに加え、コネクタのピンの検出も可能です。
NFシリーズのうち、スリーブ(サイドビュー)タイプは、取り付けスペースの問題を解決した、先端が細いファイバユニットです。
折れないタイプや耐熱タイプといったバリエーションも豊富ですが、いずれも光を90度曲げることによってコネクタのピン検出をはじめとする、狭く入り組んだ箇所に用いるのに適した機種となっています。
また、光軸がワークに対して斜めになっている45°斜光軸・異長スリーブファイバユニットは、透明ガラス基板に対して取付治具を簡素化できます。
NFシリーズのひとつ、耐屈曲(R4mm、R2mm)タイプは可動部に取り付けても折れにくい、高い耐屈曲性を有する製品であり、テスト試験では荷重50gの負荷をかけた状態で屈曲回数が80万回に達しています。
光量減衰率が10%以下と優れた透過性を保持しており、ロボットアーム等の可動部への取り付けに最も適したタイプとなっています。
使用可能な周囲湿度は35~85%であり、85%RHの場合は周囲温度を0~+40℃とする必要があります。
また、ガラス基板アライメントに合った、限定反射型もそろっています。
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