マイカコンデンサのメーカー6社・45製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
マイカコンデンサは誘電体にウンモという天然鉱物のセラミックを用いています。耐熱性が非常に高く、温度特性が良いコンデンサです。
ウンモは薄い層状になっていますので、一枚づつ剥がして使用します。ウンモの層は割れやすい特徴があるので他のコンデンサと比較して加工が難しく、高価なコンデンサです。
最近はセラミックコンデンサの性質が向上していますのでシェアが低くなっていますが、オーディオ関連の用途で引き続き好まれています。
真空管アンプやパワーコンディショナとして特に1970~80年代に好まれて使用されました。マイカコンデンサならではの音質が注目され、高級オーディオアンプ等に搭載されている機種があります。
また、歴史が古いコンデンサで1850年頃登場し、第二次世界大戦頃には無線通信機や電子計算機といったほとんどの電子機器に使用されていました。その後もテレビやラジオ等にも使用されていましたが、高価なため近年では安価なコンデンサに替わってきています。
マイカとは天然鉱物のウンモのことで、マイカコンデンサでは誘電体にウンモが使用されています。ウンモはケイ酸塩鉱物で、耐熱性と絶縁性があり、薄膜状なので誘電体に適しています。鉱物が原料なので高温でも安定した特性を維持することができ、高周波特性が良いです。
マイカコンデンサには主に、電極にスズ等の金属箔とウンモを交互に配置したスタック型と、ウンモに銀ペーストを印刷して重ねたシルバード型があります。シルバード型の方が加熱圧着しているので特性が良く、多く流通しています。
ウンモは白雲母や黒雲母などがあり、原料の組成によって形態や色が若干異なります。
そのため、産地や使用する部分によりその品質や組成が微妙に異なっています。
天然に産出する鉱物なので安定した品質を維持することが他のコンデンサよりも難しくなっています。
また、ウンモの薄い層を丁寧にはがす工程を人の手で行う必要があり、技術が求められコストが高くなっています。
参考文献
http://venetor-sound.jugem.jp/?eid=64
https://www.matsuzakidenki.co.jp/product/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
モノタロウでチェック
Amazonでチェック
アズワンでチェック
ヤフオクでチェック