タンタルコンデンサのメーカー14社・64製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
タンタルコンデンサは、誘電体に五酸化タンタルが使われているコンデンサです。
電解コンデンサの分類で、有極性のアルミ電解コンデンサと仕組みはほぼ同じです。
アルミ電解コンデンサよりも小型で寿命が長く、温度変化にも強く周波数特性が良い特徴があります。
ただ、タンタルはレアメタルで高価なので価格は高めです。
大変便利なタンタルコンデンサですが、壊れたときにショートしてしまうので回路が壊れてしまう危険性があります。
タンタルコンデンサの用途は幅広く携帯電話、パソコン、テレビゲーム機、カーナビ、オーディオ機器等の回路に数10~100個と数多く組み込まれています。
それらの機器の中のデカップリング、カップリング、電源平滑用コンデンサとして利用されています。
タンタルコンデンサは、容量が大きいのでバックアップのための一時的な電源としても活用されています。
近年では小型化が進んでおり、高さ0.5㎜の製品も登場しています。
こうしたコンデンサの小型化が携帯電話やパソコン等の小型化に貢献しています。
アルミ電解コンデンサとほぼ同じ原理です。
陽極に焼結したタンタル、誘電体にタンタルを酸化させた五酸化タンタルの薄膜を使います。
誘電体に隣り合う電解質に二酸化マンガンや導電性高分子、陰極に銀やグラファイトなどの通電用の金属類を使用しています。
電解質に導電性高分子を用いた製品の方がESRが低く、性能が高い傾向があります。
焼結したタンタルは表面積が大きく、かつ誘電体の五酸化タンタルの膜は薄いため、効率的に電荷を貯めて静電容量を大きくすることができます。
アルミ電解コンデンサでは電解液を必要とするものが多いですが、タンタルコンデンサの多くはすべて固体で形成されているのでより小型で優れた特性を得ることができます。
さらに温度安定性もよく長寿命というメリットがありますがコストは高めです。
形状は、アキシャル、ラジアル、チップなど様々です。
電解コンデンサは極性があり逆電圧に弱いですが、特にタンタルコンデンサは壊れてショートしてしまうので注意が必要です。
参考文献
https://www.rohm.co.jp/electronics-basics/capacitors/tc_what1
http://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1966/02/1966_02_11.pdf
https://www.matsusada.co.jp/column/post-15.html
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