アルミ電解コンデンサのメーカー25社・237製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
小型で静電容量の大きいコンデンサで、電極にアルミニウムと誘電体に酸化アルミニウムが使用されています。陰極の電解質にイオン伝導性の液体を使う湿式タイプが主流で、価格が安く汎用性が高いです。しかし、漏れ電流やESRが大きい特徴を持ち耐久性はあまり高くはありません。そこで、湿式タイプの性能を向上させた導電性高分子等の固体を使用する乾式タイプが登場し、使用用途が広がっています。また、湿式、乾式共に極性があり逆電圧をかけると故障してしまいます。
アルミ電解コンデンサは他のコンデンサよりも小型で容量が大きく安い特徴があります。そのため日用品にも多く使用されており、主に電源の平滑回路、デカップリング、低周波のカップリング等の部品になっています。
具体的には薄型テレビやパソコン、テレビゲーム機、インバータエアコン、洗濯機、自動車等の部品として、多いものだと数10~100個使用されています。
汎用性が高い分、アルミ電解コンデンサに要求される性能は年々高くなっています。
アルミ電解コンデンサの陽極、陰極には薄いアルミニウム箔、誘電体に酸化アルミニウムが使用されています。誘電体の酸化アルミニウムは耐圧性が高く膜厚を薄くでき、しかも電極のアルミニウムの表面をエッチングし凹凸をつけて表面積を大きくできるので、静電容量を大きくすることができます。よってアルミ電解コンデンサは格安で、小型で大容量なコンデンサとなっています。
しかし欠点もあり、酸化アルミニウムの被膜は、電圧がかけられると微小な電流が流れるので、漏れ電流が他のコンデンサよりも多く発生します。湿式のアルミ電解コンデンサでは内部の陰極には電解液をしみこませた紙が使用されます。故障の際には電解液が漏れる場合があります。また、電解液が蒸発してしまうため強度が低く、耐久性が低くなってしまう特徴があります。
乾式のアルミ電解コンデンサでは、内部の陰極に導電性高分子が使用されており、蒸発せず湿式よりも耐久性が向上しています。
参考文献
https://www.chemi-con.co.jp/ir/per_condenser.html
https://www.chemi-con.co.jp/catalog/pdf/al-j/al-sepa-j/001-guide/al-technote-j-2020.pdf
https://jp.rs-online.com/web/generalDisplay.html?id=ideas-and-advice/aluminum-electrolytic-capacitors-guide
社員数の規模
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