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防振手袋についての概要、用途、原理などをご説明します。また、防振手袋のメーカー12社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。防振手袋関連企業の2024年10月注目ランキングは1位:ミドリ安全株式会社、2位:株式会社シモン、3位:マルツエレック株式会社となっています。
防振手袋(Anti-vibration gloves)は建設現場やグラインダー、刈払機などを長期にわたって使う作業場で、手に痺れや痛み、脱力などが起こる手腕振動を軽減するために使う保護具のことです。
網み手タイプ、半指タイプ、耐切創性タイプ、すべり止め付タイプ、耐久性に優れた柔らかい天然皮革タイプ、ゴム製タイプ、オールコートタイプ、ニトリルコートタイプなど様々なので、工業規格の基準値をクリアした規格適合品で、作業内容と手の大きさにふさわしい製品を選ぶことが大切です。
防振手袋は建築、土木工事、自動車工業、 鉄鋼業、 農業など 振動工具を使用する現場で使われます。
使用例は以下の通りです。
防振手袋は作業内容を考慮して素材とタイプを選ぶことが重要であり、各素材と構造別の特徴は次の通りです。
素材としては天然ゴム、人工皮革、マイクロファイバ、ポリエステル、綿、ナイロン、ニトリルゴム、牛革などが使われます。
綿、ナイロン、クロロプレンゴムなどで作られた軍手に防振ゴムを付けた手袋はすべり止め効果があり、通気性に優れています。
ニトリルゴムは耐水性、耐油性があり、油や洗剤、水などがある現場で使えます。
牛革のような天然皮革は熱に強いため火花が発生しやすい作業に向いてます。
防振手袋は耐油性、耐熱性、耐摩耗性等に優れたアクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR)というゴム素材の管を挿入し、振動吸収効果と屈曲性に優れたゴム管構造の手袋と、厚いスポンジで振動吸収性を高くしたスポンジ構造の手袋、そしてエアーキャップ構造の手袋もあります。
ゴム管構造の手袋は耐熱性もあるので機械作業に適しています。
スポンジ構造の手袋はスポンジの厚みを大きくすると屈曲性を損なうデメリットがあります。
エアーキャップ構造の手袋は軽いですが、外力で潰れると,振動吸収性が低下するデメリットがあります。
チェーンソーなどを工具を使用すると手腕に対して局所的な振動がかかり、これを長期間にわたって受けることにより手腕振動障害、すなわち振動障害を発症することが知られています。
そこでこのような振動障害をうけるおそれのある作業を伴う場合には防振手袋の使用が推奨されています。
チェーンソー用の防振手袋は、チェーンソー対応として高周波数(Hz)で優れた振動減衰値(dB)を可能とすることで高い防振性能を有しています。また、チェーンソー使用による事故を防止するために、左手の親指・人差指部には高強力素材PBO繊維を使用した製品が知られています。
防振手袋として満たすべき性能については工業規格によって定めれています。
防振性能の工業規格については、日本工業規格(JIS T 8114)と国際規格(ISO10819)とがあります。
JIS T 8114において、例えば、手袋の構造は、掌部側に防振材を用いたものでなければならないと定められています。また手袋に使用する材料は、強度、弾性、保温性などが良好で、かつ掌を覆っている部分と手袋の指の部分とは、同じ特性(材料及び厚さ)とするものと定められています。
そして外観試験は、製品を供試体とし、その正面から適切な照明の下で目視で行い、きず、気泡、はん点、汚れのないことを確認するものと定められています。
ISO 10819は、JIS T8114と基本的に一致しますが振動軽減性能の測定・評価方法など一部異なります。
市販される防振手袋製品には、JIS T8114とISO 10819の両方の規格を満たすものもありますが、一方の規格を満たしていれば高性能の防振手袋であると言えます。
防振性能を確認したいときは、製品の説明欄を見て、防振手袋にJIS規格やISO規格に適合していることの記載があることを確認することが必要です。JIS規格に適合していない手袋もあるため、より防振性能の高い製品を選ぶ際の参考にもなります。安全性の観点から、規格に適合した防振手袋を選ぶことが推奨されます。
参考文献
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2014/74-column-1.html
http://www.fujiglove.co.jp/category/products/index.html
https://www.atom-glove.co.jp/products/detail.html?id=114&search=1&search_product_category[6]=6
https://www.kamiki.jp/about_products/boshin_page
https://www.jniosh.johas.go.jp/publication/mail_mag/2014/74-column-1.html
https://www.monotaro.com/g/00149517/
https://hataraku-fuku.com/workingclothes-tools/worker/protective-glove4/
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
2024年10月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | ミドリ安全株式会社 |
17.2%
|
2 | 株式会社シモン |
12.1%
|
3 | マルツエレック株式会社 |
10.3%
|
4 | トラスコ中山株式会社 |
10.3%
|
5 | 富士グローブ株式会社 |
10.3%
|
6 | 株式会社エヒメマシン |
6.9%
|
7 | 大中産業株式会社 |
6.9%
|
8 | 株式会社カミキ |
6.9%
|
9 | 富士手袋工業株式会社 |
6.9%
|
10 | 株式会社マックス |
5.2%
|
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2024年10月の防振手袋ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
2 点の製品がみつかりました
有限会社アズテック
40人以上が見ています
100.0% 返答率
36.0時間 返答時間
■概要 ・振動を軽減するスポンジを手の平に内蔵。 ・手の甲には部分的にストレッチ素材を採用することで握りやすさを実現。 ・フックかけに便利なループ付き ...
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3,573 円
1,255 円
5,891 円
価格について: Metoreeに登録されている防振手袋の製品2点の2024年11月21日時点での価格データを元に算出しています。