粉体センサーのメーカー12社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
粉体センサーとは、配管やタンクなどを通る粉体に対して、量や、流れの有無を感知することができる計測器のことです。
粉体を用いる多種多様な分野の向上やプラントで幅広く利用されています。
従来は、人手による目視で粉体の状況を確認していましたが、粉体センサーを用いることで、タンクや配管などのライン内の流体の様子を把握することができるため、粉体を使用する作業工程の管理を効率よく行うことに役立ちます。
粉体の流れに詰まりなどの異常を感知した場合、警報を出力することができるセンサーなどもあります。
ここで、粉体センサーの使用用途について説明します。
食品や、化学薬品など様々な分野の工場で使用され、粉体の量や流れの有無を検出するのに加えて、製造プロセスにおけるタンクや配管で詰まりなどの異常が起きていないかを判定する上でも役立っています。
粉体が固まることで生じるだまを粉体と区別して検出することや、タンク内のブリッジを検出することにも使用されています。
タンク内に貯留された粉体が、重力によってタンクの下部で山なりに固まってブリッジが発生してしまうことで粉体の流れを遮るような現象が起きると不具合を観測しにくいのですが、粉体センサーを用いることで、流れが起きていないことを観測して、異常としてつまりを検出することが出来ます。
続いて、粉体センサーの原理について説明します。
粉体センサーは、センサー部分の仕様によって、検出原理が異なります。
コイルインピーダンス方式では、センサの内部に、磁場と交流電流を電極石に加えることによってオームの法則を利用して、検出します。
マイクロ波方式によるセンサでは、ドップラー原理を利用して、配管の内部で自然落下などによって生じた粉体の流れを検知し、計測することが出来ます。
二点支持構造の振動式センサーでは、振動を発生させる素子と振動を受信する素子を持った振動版を2点で支え、ある一定の固有振動が減衰することを感知することで粉体の流れを検出します。
参考文献
https://yamaden-sensor.jp/case/?id=1457057320-857090&mode=0&ca=3
https://yamaden-sensor.jp/case/?id=1594025102-268940&mode=0&ca=2
http://www.nohken.com/japan/product/level_switch/powder_point/
https://kansai-automation.co.jp/blog/?p=5570
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