ターミナルリレーについての概要、用途、原理などをご説明します。また、ターミナルリレーのメーカー11社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。ターミナルリレー関連企業の2023年1月注目ランキングは1位:東洋技研株式会社、2位:オムロン株式会社、3位:三菱電機株式会社となっています。
ターミナルリレーとは、PLC(プログラマブルコントローラ)のI/Oや電磁弁などの入出力負荷を中継するインターフェース機器として使用されています。
この入出力インターフェース機器の役割を担うターミナルリレーの主な構造は、プリント基板を内蔵した台座に端子台が設けられ、この台座に独立した1極タイプの小型リレーを用途に応じて複数取り付けることができるため、メンテナンス性に優れながらもコンパクトなリレー構造として、装置の小型化や省配線化に貢献しています。
ターミナルリレーは、1極タイプの小型リレーを複数個並列で使用きるため、主にPLC(プログラマブルコントローラ)のI/Oや電磁弁などの入出力負荷を中継するコンパクトなインターフェース機器の用途で利用され、電気を使用する家電製品から生産設備に至るまで、非常に重要な電子部品として利用されています。
また、ターミナルリレーは、機器や生産設備など、高度化に伴い煩雑化する制御配線などの省配線化を含めたコンパクト化の用途でも利用されています。
ターミナルリレーは、プリント基板を内蔵した端子台と1極タイプの小型リレーを複数個並列で使用できる構造が一般的です。
この1極タイプの小型リレーは、制御の目的に応じて並列させることも可能であるため、1極、4極、8極、16極タイプのプリント基板を内蔵した端子台付き台座から選択できます。
ターミナルリレーに使用されるリレーは、主に機械的な開閉で信号を伝える「有接点リレー」と、機械的な接点を持たずに半導体またはSSR(ソリッドステートリレー)などの電気回路で信号を伝える「無接点リレー」に大別されます。
これら「有接点リレー」と「無接点リレー」には、接点がノーマルオープン回路の「a接点」や、接点がノーマルクローズ回路の「b接点」があり、リレー制御の目的に応じて使用します。
無接点リレーで半導体スイッチング素子にSSRを使用する場合、素子の種類が2素子の「サイリスタ」と1素子の「トライアック」があり、誘導負荷が3.7kw以下の場合にはサイリスタ、3.7kw以上の場合にはトライアックを用いることで、追従性が高くなるため、選定時に注意が必要です。
参考文献
https://www.fa.omron.co.jp/data_pdf/commentary/generalrelay_tg_j_10_4.pdf
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東朋テクノロジー株式会社 NINGBO DEGSON ELECTRICAL CO.,LTD.*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2023年1月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 東洋技研株式会社 | 22.5% |
2 | オムロン株式会社 | 15.7% |
3 | 三菱電機株式会社 | 14.7% |
4 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | 12.7% |
5 | 富士電機株式会社 | 10.8% |
6 | パナソニック株式会社 | 8.8% |
7 | Honeywell International Inc. | 4.9% |
8 | Omega Engineering Inc. | 2.9% |
9 | Rockwell Automation, Inc. | 2.9% |
10 | Wieland Electric GmbH | 2% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2023年1月のターミナルリレーページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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富士電機製リレー(RB105-DE)を搭載したリレーターミナルです。 【特長】 ・16点タイプと32点タイプをラインアップしておりPLCと接続して使用できます。 ...
2022年6月15日
プッシュイン端子台搭載の4点タイプのターミナルリレー PIFR4シリーズ 【特長】 ・24㎜幅のスリムタイプ ・富士電機製リレー(RB105-DE)を搭載 ・最...
2022年6月15日
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企業
東朋テクノロジー株式会社 NINGBO DEGSON ELECTRICAL CO.,LTD.省スペース化を意識して作られた使いやすいターミナルリレーです。
リレータイプは、4点リレータイプと16点リレータイプがあります。
4点タイプの端子には、ネジ式と差込み式がありどちらも幅30mm程度の大きさです。
4点ネジ式は横並びで配置した場合、隣のターミナルリレーの端子と専用ショートバーで接続できます。
差込み式は圧着端子が不要で、差し込むだけなので、結線が容易にできます。
16点タイプは、端子台とほぼ同じサイズの大きさで、コイルはコネクタ接続、接点はネジ式の接続になっており、PLC出力と接続する際には、中継用のコネクタ付ケーブルもオプションで準備されています。
出力タイプが4点出力と6点出力があり、どちらも34mm幅と省スペース設計されたターミナルリレーです。
B接点出力のタイプもラインアップされており、自己保持OFFやインターロック回路などにも活用できます。
双接点で金メッキにより接点信頼性が高く、カードリレータイプのため保守性にも優れています。
サージ吸収ダイオード内蔵で、誘導負荷にも使用できます。
オプションでフィンガープロテクトも準備されており、充電部への接触も防ぐことができます。
DINレール取付も可能で組立て、配線作業性の良いターミナルリレーです。
16点ものリレーを1セットとしたターミナルリレーです。
リレーコイルは8点で1つのコモンとなっており、16点出力のシーケンサだけでなく、シーケンサ出力が8点単位の場合にも使いやすくなっています。
16点それぞれは個別に制御でき、1点が故障した場合でも故障したリレーのみ交換できるため、制御性やメンテナンス性にも優れています。
16点それぞれに動作表示LEDがついていますので、動作状態も一目でわかります。
電源はDC24Vで使用でき、8ビット単位で使用できますので、主にシーケンサ出力を受ける回路に適しています。
駆動方式にPhotoMOSを採用したターミナルリレーです。
このターミナルリレーはコイルを使用していないため、PLC出力側の負担もほとんどないため、メンテナンスフリーで使用できます。
4つのリレーは全て独立しているため、4点全て個別に制御できます。
駆動電圧はDC12Vまたは24Vです。
接点はDC専用とAC/DC兼用タイプがあり、負荷の使用電圧はDCは30V~200V、ACは12V~125Vとなっています。
LED動作表示により動作状態が一目でわかります。
ミニチュアリレーが4個合体したターミナルリレーです。
万が一、1つが故障しても故障個所のみ修復が可能です。
4点の接点はC接点でそれぞれ独立し個別に使用できます。
4点のリレーコイルは+側が共通となっていて、マイナス側に信号を入力してリレーを駆動させる仕組みとなっています。
サージ吸収ダイオードが内蔵されています。
動作するLEDが点灯してわかりやすいです。
小型なので、取り付け場所に困ることなく使用できます。