制御リレーのメーカー11社・54製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
制御リレーは、電磁石とスイッチ(接点)から構成されています。コイルへ与えられる一定の電流、電圧信号によって接点がオンもしくはオフになる制御用電気部品です。
ある入力が起点となり別の出力に影響を及ぼすさまがバトンリレーをイメージさせることからこの名前が付けられました。
電磁リレーには2種類あり、接点がある有接点リレー(メカニカルリレー)と無接点リレー(SSR:ソリッドステートリレー)に分けられます。
主にセンサーや押しボタンから発せられる入力信号があると別の機器が動き出すような制御で用いられます。
制御を行っている場所で使用するため、プラントだけでなく電化製品などにも使われています。
似た用途としてPLC(プログラマブルロジックコントローラー)がありますが、これはプログラム上で構成されたリレーを用いて制御を行っています。数百点のリレーを用いた制御を行う場合はPLCを利用する方が場所を圧迫しません。反対に数点のリレーを使用するのみであれば電磁リレーを用いたほうが安価で簡単に制御を導入することができます。
まず有接点リレーに関して説明します。コイルに電流、電圧信号が入力されると電磁石になります。機械的に磁力でスイッチを動かします。入力側のスイッチと出力側のスイッチは繋がっており、動かされた入力側のスイッチによって出力側のスイッチが切り替えられます。主に用いられるのはヒンジ形のリレーです。電磁石が支点を中心に回転運動を行い、それによりスイッチの開閉を行います。電流が流れると電磁石側に回転し、電流が流れなくなると復帰ばねの力で押し戻されることで電磁石から離れていく機構になっています。
次に無接点リレーに関して説明します。半導体を用いて電子回路で信号を伝えます。入力側に電流が流れるとフォトカプラ(光を用いたスイッチ)が動作することで出力側にも電流が流れるようになります。機械的な接点を持たないことから、絶縁性能が良く高速開閉が可能なところが利点です。一方、有接点リレーよりはサイズが少し大きくなってしまいます。
参考文献
https://www.fa.omron.co.jp/guide/technicalguide/36/65/index.html
https://www.fa.omron.co.jp/guide/technicalguide/18/77/
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