手動バルブのメーカー16社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
手動バルブは自動ではなく、手動で開閉もしくは開度調整を行うバルブを指します。手動バルブにはボールバルブ、ゲートバルブ、グローブバルブ、バタフライバルブなど様々な種類が存在します。
バルブは流路の開閉を行ったり流量を調節したりするときに用いられます。目的や圧力損失、コストなどを考えて適したバルブを選択します。手動バルブであることから電気配線が必要ないため、より低コストにバルブ操作を行うことができます。圧力損失を計算する場合にはファニングの式を用いて配管相当長として計算するのが一般的です。
流路の開閉を行うのはボールバルブやゲートバルブを用います。一般的には構造上の強度が高いことや流路に弁体が残らないことを考えて、ボールバルブが使用されます。どちらのバルブも途中開度で利用することはできません。特にゲートバルブは全開にしないとキャビテーションが起きるおそれがあるため注意です。
流量の調整を行う場合はグローブバルブやバタフライバルブを用います。一般的には流量の調整が行いやすいことからグローブバルブが用いられています。しかしグローブバルブは入り組んだ構造をしていることから圧力損失が大きいです。
ボールバルブはケーシングの中にボール型の弁が入っていることが特徴です。ハンドルを90度回すことでボールも回り流路の開閉を行います。ボールバルブは弁体の構造上、開動作を行っている間、弁体は流路に残りません。
グローブバルブはハンドルを回すことで軸が下降する構造になっています。軸先端の弁体がケーシング内流路を塞ぐように押さえつけることで流量の調整を行います。流量調整を良く行う蒸気、冷却水、温水、圧縮空気、真空ラインなどユーティリティの量を調整する弁として用いられます。
手動バルブの他に自動バルブも存在します。これはバルブのハンドル操作をアクチュエータで行います。主にボールバルブで用いられています。自動バルブの駆動は空気圧や電気で行われます。空気圧で自動バルブを動かす場合、開動作のみ空気圧で閉動作をスプリングで行う単動式と開閉操作どちらも空気圧で行う複動式が存在します。空気圧式の自動弁の他に、電気開閉だと電磁弁が存在します。こちらは空気圧ではなく電気がトリガーで開閉を行います。
参考文献
https://j-valve.or.jp/valve/automatic/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社