ゲートバルブのメーカー15社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ゲートバルブとは、仕切弁とも呼ばれ、液体や気体などの流体を仕切る構造を持つバルブのことを指します。
外部からバルブを制御することで、配管の上から板状の弁体が降下してきて流体を塞ぎます。
弁体を全開か全閉に調整することに適しており、中間開度での使用は弁体を振動させる恐れがあるため推奨されません。
ステンレスや樹脂など様々な材質があり、流体の種類や圧力に応じて適切なものを選定する必要があります。
バルブの開放径も小口から大口まで幅広く存在します。
ゲートバルブは、流体の流れを広い圧力・温度範囲において制御できるため、家庭用から産業・学術研究用に至るまで幅広く利用されています。
身近な場面では、水道メータやガスメータ、給湯器などにおいてゲートバルブが使用されます。
産業・学術研究においては、大気圧での流体の取り扱いのみならず、真空機器を扱う場面も多いため、真空用のゲートバルブが頻繁に使用されています。
微量のガスの流れを制御することで、低真空(10-1 Pa)から超高真空(10-8 Pa)まで対応可能です。
ゲートバルブは、配管の上方から流体を仕切るための弁体の位置を制御し、流路を塞ぐことができます。
全開したときに圧力損失が少ないという特徴があります。
圧力損失とは、流体が配管を通過するときに失われるエネルギーのことで、配管の壁面による摩擦損失や乱流の生成によって引き起こされます。
なお、グローブバルブと呼ばれる球形状のバルブでは流体の流れがS字となることから、流体が流れにくく、ゲートバルブと比べて圧力損失は大きくなります。
一方でゲートバルブでは、全開時に流体への抵抗が少ないため、流体の圧力損失を低減することができます。
さらに開閉時のストロークが比較的大きいため、急激な開閉は困難であるものの、ウォーターハンマーを抑えることができます。
ウォーターハンマーとは、バルブを急速に開閉したときに、配管内の圧力が急激に変化するため、大きな衝撃が発生する現象で、漏水や破水の原因ともなり得ます。
ゲートバルブはウォーターハンマーを抑えつつ、ゆっくりとした開閉をしたい場合に適したバルブと言えます。
参考文献
https://www.kitz-valvesearch.com/kiso/type_index.html
http://www.yamatovalve.co.jp/products/gate-v.html
http://www.cgc.co.jp/tomoe/products/pdf/precautions/precautions5.pdf
社員数の規模
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