超音波発振器のメーカー15社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
超音波発振器とは、発振器と振動子から構成された超音波を発生させることができる装置のことで、水や洗浄剤などの超音波を伝える媒質と一体化することで、洗浄機として超音波による洗浄の用途で使用されています。
発振する周波数を設定することが出来る上、振動子の最適な条件を自動で検知してチューニングを行うことができるので、安定した超音波を発振することで洗浄力の強度を一定に維持し、弱い強度から強い強度まで調節して、幅広い用途に合わせた洗浄を行うことが出来ます。
ここで、超音波発振器の使用用途について説明します。
超音波発振器は、超音波の振動を利用した洗浄や処理を用途として使用されています。
しつこい油汚れなどが付着したねじなどの金属部品やプレス用品から、HDD部品や半導体などに付着した細かい粒子のダストなどの洗浄に利用されています。
真珠などのように艶が消失してしまう材質や、時計やカメラなどの精密機械で防水が必要なものには超音波発振器を使用する洗浄を避ける必要があります。
続いて、超音波発振器の原理について説明します。
超音波発振器は、電力を供給する装置で、振動子で電力変換を通して振動を発生させ、超音波を起こします。
振動子は、共振の原理を用いており、電界が作用して伸縮する電歪型と、磁界が作用して伸縮する磁歪型があり、変換効率が高いことが特徴です。
超音波の振動が液体に伝わることで、液中が低圧となって蒸発気体や溶解ガスで満たされた気泡を発生する、キャビテーションという現象が起こります。
超音波発振器による超音波洗浄では、キャビテーションの物理的作用でこびりついた汚れを浮かしてはがし、そこに洗剤の化学作用の働きによって洗浄します。
キャビテーションが大きいと、振動が洗浄対象物に与える影響も大きくなりますが、しつこく落としにくい汚れも洗浄することが出来ます。
キャビテーションが小さいと、洗浄したい対象物へのダメージが小さく、洗いムラなどを残さずに洗浄することが出来ます。
参考文献
http://www.tokiwa-shoji.com/cleaning01/
http://www.clean-s-tec.co.jp/ultrasonicwave/
https://www.kaijo.co.jp/sansen/technical/kousei.html
http://usmaj.o.oo7.jp/arau.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社