ガス切断機のメーカー9社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
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ガス切断機はアセチレンガスなどの可燃性ガスと高濃度の酸素を使用し、鋼板を酸化(燃焼)させ切断する機材です。
ガス切断中は閃光が発生するためゴーグルやマスクなどある程度の装備を必要とし、また可燃性ガスを使用するため取り扱いには十分注意する必要があります。
日本ではガス切断機を含む、ガス溶接やガス切断を行うためには、労働安全衛生法に定めるガス溶接技能講習で、学科講習と実技講習を受け、資格を取得する必要があります。
ガス切断で切断できる材料は基本的に鋼材のみになり、グラインダーなどでは切断に時間のかかる中~厚版の鋼板の切断に使用されます。
ガス切断機は一般的に人が手で保持して使用するために、あまり精度が出ないのがデメリットの1つですが、大型のガス切断機では火口が数十本あり、一度に複数枚の鋼板を高精度で切断が可能な機種もあります。
また、NCガス切断機として切断位置をプログラム化し、複雑な形状を自動で切断できる機種も存在しています。
ガス切断機にはアセチレンボンベと酸素ボンベに接続するホースがついており、ボンベからそれぞれのガスが供給されます。供給された2つのガスはガス切断機先端の火口から、1つは予熱炎用のアセチレンガスと酸素の混合ガスとして、1つは酸素のみのガスとて放出されます。
予熱炎用のガスに専用ライターで着火し、鋼材に近づけると予熱炎で鋼材の温度が800~900度に上がります。予熱炎の中心には先程述べたように高濃度の酸素が噴出しているため、高音になった鋼材は酸素が供給されることにより燃焼し液体となり、高圧の酸素によりそれらが周りに吹き飛ぶことにより、鋼材が切断されていきます。これらの反応が次々に起こることにより鋼板が切断されていきます。
ガス切断機の最大利点は、レーザ切断などに比べて厚い鋼板が切断できることです。
また、ガス切断には電気などは必要なく、ガス切断機とガスボンベがあれば良いため、必要機材がすくなく可搬性が優れることもメリットの1つです。
社員数の規模
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