エアタンクのメーカー15社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
エアタンクとは圧縮空気を蓄えておくための圧力容器です。アキュムレータと呼ばれる場合もあります。
主にエアコンプレッサの下流側に接続することで、コンプレッサから供給される圧縮空気の圧力変動を平準化したり、瞬間的に大量の圧縮空気を使用する場合の急激な減圧を防止したりする役割があります。
加えて停電などの非常時にコンプレッサが運転を停止しても、エアタンクが接続されていれば一定量の圧縮空気が供給されるため、空気圧駆動する設備が瞬時に出力を失い事故が起きるといったリスクを軽減することができます。
エアタンクは 各種機械設備における空気圧ラインに使用されており、使用される規模によってタンクの容量も異なります。1台のコンプレッサに対して同時に使用するエアシリンダやエアーガンなどの圧縮空気を消費する空圧機器が多いほど、必要なエアタンクの容量も大きくなります。
また、エアタンクはトラックなどの大型車両にも使用されています。トラックのブレーキやサスペンション、トランスミッションには圧縮空気が使用されており、これらの装置を駆動させるための圧縮空気がエアタンクに貯蔵されています。
エアタンクには上流側および下流側の接続口の他に、圧力計や安全弁、圧力スイッチが付帯しており、容器が耐えられる圧力以上の内圧となった場合には外部に空気を排出して減圧します。また、圧力容器であるために必要な検査や点検を実施することが法的に定められています。
エアタンクの容量は使用するコンプレッサの能力と空圧機器の空気消費量によって決定されます。コンプレッサの吐出空気量よりも空圧機器の空気消費量が多い条件がある場合には、エアタンクが必要です。最も多く圧縮空気を使用する条件における空気量の不足分に余裕率を設けた容量がエアタンクの必要容量となります。計算の際には、タンク内の圧力と空圧機器側で使用する際の圧力は異なる点に注意が必要です。
必要な空気量が不足しない場合でも安全のためエアタンクが使用される場合もあります。比較的簡単に動作させることのできるエアシリンダは圧縮空気が供給されなくなると出力を失うため、停電時などに予期せぬ動作をする可能性があります。これにより作業員が危険に晒される場合には、エアタンクを設置することでコンプレッサが停止しても一定時間圧縮空気がシリンダに供給されるため、シリンダが急に出力を失うことが無くなります。
参考文献
http://www.konishi-as.co.jp/topix/yomimono/tank.html
https://job-con.jp/special/driver/guide/info104#article_h3-0
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