薬品保管庫のメーカー6社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
化学物質(薬品等)を保管するにはその物性・安定性等の保存条件(温度)に加えて法規制に従って保管する必要があります。
物性(温度)条件としては室温、常温、冷蔵、冷凍、超低温等、法規制に従った表示、施錠等の管理、管理記録使用記録簿の整備が必要なものもあります。
通常の薬品を保管する場合に用いられるのが薬品保管庫です。
薬品保管庫は、試薬の保存条件に応じて色々な種類、材質のものがあります。
材質としては、塩ビ製のものや、ステンレス製やスチール製のものに、耐薬品性の塗装を施したものが一般的です。
また、麻薬や向精神薬の保存に用いられる金庫タイプのものもあります。
なお、化学物質の取扱いに関する主な法令には
などがあります。
また、都道府県条例等で規制されているものもありますので所在地毎に確認が必要です。
毒物・劇物指定されている試薬や農薬の場合、毒物及び劇物取締法により、「鍵のかかる丈夫な」保管場所に「必ず施錠」して「鍵の管理を行う」ことが義務付けられています。
この場合は、鍵付きの薬品保管庫を選び、保管場所には、試薬に応じて「医薬用外毒物」「医薬用外劇物」等と表示します。
冷蔵や冷凍の場合は、その保存温度に応じた薬品保冷庫やメディカルフリーザー等を選びます。
また、持ち運びのできる卓上タイプ、排気機能の付いた保管庫もあります。
材質、形状など、多種ありますので、用途に合わせて選びましょう。
薬品保管庫には様々な材質、形状のものがあります。
メーカーとしては、ケニス、ダルトン、オリエンタル技研など多々あります。
耐薬品性、特に耐酸性に優れています。
小型のものは軽量のため、持ち運びに適しています。
耐腐食性、耐アルカリ性、導電性に優れています。
耐食性、耐水性、耐湿性などを持たせるために、合金化溶融亜鉛メッキやメラミン焼き付け塗装をしている商品があります。
ステンレスよりも安価に入手できます。
薬品保冷庫、メディカルフリーザー
家庭用の機種との違いは、温度設定ができる、アラームが付いている、施錠できる、ガラス窓が付いている等です。
薬品保管庫には、麻薬等の保存に用いられる金庫タイプのものもあります。
盗難を避けるために、箱底にネジで固定して設置されるものが多くあります。
材質はスチール製のものが多く販売されています。
この他に、排気機能や、静電気除去機能の備わったもの、施錠に加え、指紋認証を用いる薬品保管庫も販売されています。
参考文献
http://www.nihs.go.jp/mhlw/chemical/doku/hokan/hokan.html
https://anzeninfo.mhlw.go.jp/user/anzen/kag/ghs_symbol.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社