液体窒素容器のメーカー11社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
液体窒素容器とは、液体窒素を貯蔵と保存をしたり、運搬をしたりするために使用する容器のことです。
液体窒素とは、マイナス196度以下で液体の状態にした窒素のことで、扱い方を謝ってしまうと、爆発や窒息や凍傷などを引き起こして大変な事故などにつながる危険があるため、取り扱いに注意が必要です。
液体窒素保存容器を用いることで、液体窒素を安全で効率的に貯蔵・保存・運搬することが出来ます。
ここで、液体窒素容器の使用用途について説明します。
液体窒素容器は、主に、凍結保存等の目的で、サンプルの保存や実験を行う研究室や医療機関、食品関連の瞬間冷凍やIT関連機器の冷却材などで液体窒素を使用する際に、保存・運搬などの目的で用いられます。
液体窒素容器には、開放容器と密閉容器の2種類があり、開放容器は小型から中型の大きさの容器が主流で、密閉容器は、容量の大きい大型の容器が主流になっています。
液体窒素を充填する容器口にキャップが付いており、これが、かぶせてあるだけで固定されていないのが開放容器で、固定されて密閉状態になっているものが密閉容器です。
液体窒素容器は、長期間保存することには適していませんが、毎日の使用や、短期間での使用には向いており、液体窒素容器を用いることで、短距離の運搬や、短期間の貯蔵・保存、定期的な補充などを行うことが出来ます。
続いて、液体窒素容器の原理について説明します。
液体窒素を一定期間以上放置してしまうと、気体なってしまいます。窒素は、液体から気体になる際に、状態変化に伴って、体積がおおよそ700倍に膨張するため、爆発や酸欠などの事故につながります。
そのため、液体窒素容器は、真空二重構造によって断熱し、高い保温性で温度を安定させることで、液体窒素を安定して保存することが出来ます。
また、衝撃や振動に強い構造をすることで、破損に耐えうるようにしてあります。
参考文献
http://www.csrea.kobe-u.ac.jp/teion_vesselse.html
https://www.labinox.co.jp/item_thermolyne_03.html
http://physics.s.chiba-u.ac.jp/cryo2/nitrogenatukai.html
https://www.ekitaichisso.com/ln2_2
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社