株式会社不二越
株式会社TAIYO
山田電機製造株式会社
NOK株式会社

【2021年版】アキュムレータ5選 / メーカー15社一覧

アキュムレータのメーカー15社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


アキュムレータとは

英語で accumulate が「蓄える」や「積み重ねる」という意味であることから、
何を蓄えたり積み重ねるかによって技術分野ごとに異なった装置があります。
たとえばコンピュータ/プロセサーでは演算結果を一時保存したりそのまま次の演算に使う累算器、
電力では蓄電池や蓄電装置、風力発電では風車と発電機の間で油を循環させバランスをとるシステムなどです。
本記事では「油圧・空圧システムにおいて加圧された流体を蓄える蓄圧器」に絞って解説します。
気体を加圧することによってエネルギーを蓄え、必要な際には膨張させることでエネルギーを放出させるという
特徴があります。

アキュムレータの使用用途

この蓄圧器は hydraulic accumulator の意味で、油圧や空圧を使う装置の一種です。流体の圧縮と膨張を利用します。

容器に蓄えられた蓄圧気体 (圧縮気体) に対して弁を開放することで膨張させ、そのエネルギーを緊急時の補助動力源にすることが主目的ですが、

それ以外にも、衝撃圧力の吸収と緩衝、管内圧力上昇の緩衝、システムの無駄な消費電力の低減等の用途があります。

アキュムレータの原理

気体式蓄圧器の原理を説明します。
この装置では主に窒素を使い、これを加圧収縮させたり膨張させることでエネルギーの出し入れをおこないます。

容器 (シェル) の材質には腐食のおそれがないカーボンスチール、ステンレススチール、アルミ、合成材の中で
システムに合ったものが使われます。

容器の内部で窒素ガスを封入するブラダ (bladder) は膀胱と同じ言葉ですが、この装置では伸縮可能なゴム製の隔膜です。
このことから、この装置は bladder accumulator とも呼ばれています。

容量には大小があり 0.5〜450 リットル、許容最大圧は約 990 気圧とされています。

窒素ガスを使うのは大気中に豊富に (約78%) 存在するため入手しやすく、また化学的に安定なためです。

まずバルブを開き、窒素ガスよりも高圧な作動液を注入します。窒素ガスがブラダごと収縮し、これによってエネルギーが蓄えられます。
作動液は液体であるため圧力による体積変化は無視でき、蓄積されるエネルギーは熱力学のとおり窒素ガスの収縮ぶんになります。

蓄積されたエネルギーが必要なときはバルブを開き作動液を流出させます。
ブラダの中の窒素ガスが膨張し作動液を勢いよく放出することでエネルギーが利用できます。

この蓄圧方式には以下のようなメリットがあります。

  • エネルギー放出が速く、必要に応じて速いサイクルでエネルギー蓄積と放出ができる。
  • 装置をコンパクトにすることが可能で、メカ系が少ないためメンテナンスが容易。

アキュムレータのガス

アキュムレータのガスには窒素ガスが使用されています。窒素ガスは、不燃性・不活性のガスあるため、アキュムレータに使用している金属の劣化を抑えることができます。また価格も安価で、爆発の恐れがないこともメリットです。アキュムレータは窒素ガスの気体の特性である圧縮性と、油などの液体の特性である非圧縮性を利用して、蓄電池のようにエネルギーを蓄えたり、放出したりしています。

動作を繰り返すと窒素ガスの圧力は次第に減少していくため、定期的に圧力が低下していないかの点検が必要です。アキュムレータをサスペンションに使用している場合であれば、ガス圧力の低下によって路面からのショックを吸収することができず乗り心地が悪くなります。また最悪の場合、サスペンションを構成する別の機器が損傷する恐れもあります。

点検の結果、アキュムレータのガス圧がゼロとなっていた場合、アキュムレータ自体の損傷が考えられます。アキュムレータ内部の液体室と気体室は一般的にゴムで分離されています。ガス圧がゼロの場合には、このゴムが破れるなどの損傷が発生している場合があります。ガス点検口から油が流出している場合のほとんどはこの可能性がありますので、アキュムレータの交換を検討しましょう。

アキュムレータを使用した車のシステム

アキュムレータは自動車のサスペンション、ブレーキに使用されています。特殊車両では車体重量が大きく、多軸車などはスプリングで衝撃を吸収しきれない場合があるので、ガススプリングの役割を果たすアキュムレータが使用されています。またアキュムレータを用いた油圧サスペンションであれば、車体の上げ下げも自在に行うことが可能です。

ブレーキにアキュムレータを使用するのは、ブレーキ時のエネルギー回収を行うためです。モーターによってブレーキ時のエネルギー回収を行うとき、運転手が求めているブレーキの強さと相違が生まれてしまいます。この違和感を解消するため、アキュムレータがモーターの制動力を適切に補助し、最適なブレーキ力を確保しています。

参考文献
https://www.nacol.co.jp/products/flash/pdf/10.pdf
https://www.hydac.com/de-en/products/hydraulic-accumulators/bladder-accumulator.html
http://www15.wind.jp/~Glauben_leben/Buturi/Netu/Netubase4.htm
https://www.nacol.co.jp/qa/index.html
https://www.nacol.co.jp/products/images/caj0804/hpj0804pall.pdf
https://xtech.nikkei.com/dm/article/FEATURE/20100208/180034/

アキュムレータのメーカー情報

アキュムレータのメーカー15社一覧


アキュムレータのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 NOK株式会社
  2. 2 イーグル工業株式会社
  3. 3 株式会社不二越

設立年の新しい会社

  1. 1 directindustry
  2. 2 Dah Kee Co., Ltd.
  3. 3 株式会社北陸油研

歴史のある会社

  1. 1 株式会社不二越
  2. 2 株式会社TAIYO
  3. 3 NOK株式会社

アキュムレータ5選

アキュムレータ(気液分離器)シリーズ

株式会社メイワ

特徴

メイワ製のアキュームレータは、業務用の空調設備などに使用される、気液分離器です。

蒸発器で、蒸発しきれなかった冷媒液を分離する容器として機能します。

有効容量は、1.5Lから15Lのラインナップがあります。

また、急な負荷の変動によって、冷媒が液体のまま圧縮機に吸い込まれることを保護する役割もあります。

設置は、蒸発器と圧縮機の間の吸入配管の途中におこないます。

アキュームレータ内に冷媒液を蓄積し、蒸気になった冷媒を圧縮機に戻す構造となっています。

株式会社メイワの会社概要

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アキュムレータ

日本アキュムレータ株式会社

特徴

日本アキュムレータによるアキュムレータは、プラダ形・ピストン形においてさまざまなラインアップとなっています。

油圧プレスや射出成型機、風力発電装置や航空業界などさまざまな用途に使用されます。

プラダ形では、スタンダードな脈動吸収・衝撃緩衝用に使用する標準仕様やアクチュエータの高速作動・高流量吐き出しに使用する高流量仕様があります。

また、最高使用圧力85MPaの超高圧アキュムレータや水・海水等の液体に使用するステンレス仕様を選定することもできます。

ガス容積5から100Lのラインアップで、ピストン形アキュムレータも用意されています。

日本アキュムレータ株式会社の会社概要

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アキュムレータ

山田電機製造株式会社 アキュムレータ 画像出典: 山田電機製造株式会社公式サイト

特徴

山田電機製造によるアキュムレータは、水撃やインチング防止などの用途に使用されます。

AL-100とAL-300のラインナップがあります。

それぞれ、窒素ガスを封入し、上水、井戸水が対象となります。

AL-100は、主に家庭用ポンプのインチング防止に使用し、小型ポンプの蓄圧や脈動、衝撃圧などを吸収します。

容量は、1Lとなっています。また、使用温度は-20から40℃で使用します。

AL-300は、容量0.07Lとなっており、小型・軽量で、封入ガス無しで使用できる特徴があります。使用温度は-20から90℃まで対応できます。

山田電機製造株式会社の会社概要

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油圧アキュームレータ

ダイワ株式会社

特徴

ダイワ製のアキュームレータは、充填ガスと加圧液体の分離にフリーピストンを使用したピストン型アキュームレータです。

主に建設機械や特殊車両の油圧システムに使用されています。

プラダ型のように、プラダの破損による事故が発生しない信頼性の高いアキュームレータであることが特徴です。

また、超大型や大流量のタイプが製造可能となっています。

油圧システムにおいて、作動油の脈動や衝撃圧を吸収する働きがあり、衝撃吸収にも優位に機能します。

その他、省エネや消音にも貢献します。

ダイワ株式会社の会社概要

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ブラダ型アキュムレータ

イーグル工業株式会社 ブラダ型アキュムレータ 画像出典: イーグル工業株式会社公式サイト

特徴

イーグル工業は、一般産業、建設機械、発電所、プラントなどで使用される、大容量まで対応可能なプラダ型アキュームレータを製造しています。

耐伸長疲労性と耐ガス透過性に優位なプラダゴムを採用した、膜式のスタンダードなアキュームレータです。

プラダの交換が可能であることが特徴です。

最大容積は、160Lとなっています。また、最大吐出流量は、4,800L/minに対応可能なウルトラハイフローシリーズもラインナップされています。

日本の高圧ガス保安法の他に、米国のASME、欧州のCEマーキング、中国のボイラ・圧力容器製造管理弁法に対応できます。

イーグル工業株式会社の会社概要

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