接触角計についての概要、用途、原理などをご説明します。また、接触角計のメーカー12社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。接触角計関連企業の2022年7月注目ランキングは1位:株式会社ニック、2位:ジャスコインタナショナル株式会社、3位:メイワフォーシス株式会社となっています。
接触角計とは、基板上に滴下された液滴の接触角を測定する装置です。接触角とは基板と液滴が成す角度のことで、材料のぬれ性を評価するための指標になります。
接触角計は液滴を作製するディスペンサー、界面を観察するCCDカメラ、基板を設置するステージなどから構成されており、固液界面を拡大して測定することができます。接触角には大きく分けて静的接触角、動的接触角の2種類があり、それぞれに対応した装置が開発されています。
接触角計を用いると、固体液体間のぬれ性を評価することができます。これにより、材料同士の親水性や撥水性に関する情報を得ることができるので、特に表面科学の分野では非常に重要なパラメータの1つです。
接触角計による測定では、基板と塗料の密着性を確認したり、固体表面の撥水性を調べたりすることができます。具体的には、雨具の防水加工、自動車の窓ガラスやボディの撥水加工、シリコンウェハの洗浄評価などで活用されています。
接触角計とは、基板と基板上に滴下された液滴の接触角を測定する装置で、基板液体間のぬれ性を評価することができます。ぬれ性とは基板と液体の親和性を表したものです。ぬれ性が大きい場合、基板上の液滴はつぶれて広がった形状になるので、接触角は小さくなります。一方で、ぬれ性が小さい場合、基板上の液滴は球状を維持するので、接触角は大きくなります。ぬれ性には固体の表面張力、液体の表面張力、固体液体間の界面張力が関わっており、その関係性をヤングの式 γs = γlcosθ + γsl (γs: 固体の表面張力、γl: 液体の表面張力、γsl: 固体液体間の界面張力、θ: 接触角)で表すことができます。
接触角には主に静的接触角と動的接触角の2種類があり、測定方法によって装置構成が変わります。基本的な構成としては、液滴をつくるディスペンサー、界面を観察するCCDカメラ、基板を設置するステージなどから構成されています。
参考文献
https://www.iri-tokyo.jp/uploaded/attachment/1922.pdf
http://www.aichi-inst.jp/other/up_docs/no122_04.pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sfj/60/1/60_1_21/_pdf
https://www.face-kyowa.co.jp/science/theory/what_contact_angle.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年7月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社ニック | 13.8% |
2 | ジャスコインタナショナル株式会社 | 10.8% |
3 | メイワフォーシス株式会社 | 10.8% |
4 | 株式会社エキシマ | 10.8% |
5 | 株式会社マツボー | 9.2% |
6 | 株式会社北浜製作所 | 9.2% |
7 | 株式会社北川鉄工所 | 7.7% |
8 | 株式会社マイクロジェット | 6.2% |
9 | 三洋貿易株式会社 | 6.2% |
10 | 協和界面科学株式会社 | 6.2% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年7月の接触角計ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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