微風速計についての概要、用途、原理などをご説明します。また、微風速計のメーカー5社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。微風速計関連企業の2022年7月注目ランキングは1位:日本カノマックス株式会社、2位:株式会社エムケー・サイエンティフィック、3位:ベアトリックス株式会社となっています。
微風速計(Breeze anemometer)は製造工場や研究室の環境測定、安全管理、ビル管理などの目的で風の速さを測定し、
デジタル表示させる機器、風速計の一種類です。0.01m/s以上の風速分解能を持ち、非常に弱い風速測定にも対応可能な機器のことで、
狭いところや室内での計測によく使われます。
熱線式で風量、温度測定も出来るものやメモリー機能付きでパソコンやプリンターへ接続可能なもの、プローブ延長棒付き、ダクト入力機能付き、
高温測定用のモデル、JIS準拠品、ワイヤレス風速計まで、大きさや機能によって様々なので、用途や室内環境における使いやすさを考慮して
適した機器を選びます。
微風速計は従来、屋内の換気機能を検査することによって快適性を評価するために使われましたが、最近は風に対する建築物の影響を測定したり、
クリ-ンルーム内の環境管理用途など様々な場所で使われています。
使用例は以下の通りです。
風速計には、速い流速での測定ができるピトー管式風速計、温度変化の影響を受けにくいベーン(風車)式風速計、金属線の熱損失から
風速を計測する熱式風速計がありますが、微風速域での精度が良い熱式風速計が微風速計としてよく使われます。
熱式微風速計は大きく本体とプローブで構成されています。
金属線のセンサーが風で冷却され熱損失がおきる際の電気抵抗の変化やその風により空気に移動する熱量(熱放散量)を測定することによって
風速を求めます。
高精度な測定をするために、熱式風速計に使用されているセンサーが付いているプローブはセラミックパイプでできています。
直径約0.6mm、長さ7mmのパイプに約25μmのプラチナ線やサーミスタなどを巻き、その上に特殊コーティングをします。
中には風速センサー以外にも風温測定用の風温センサーや風温の変化を感知する温度補償センサーが同時に採用されているものもあります。
参考文献
https://ureruzo.com/AMwbgt10.htm
http://www.kanomax.co.jp/technical/detail_0013.html
https://ureruzo.com/AMwbgt10.htm
https://hakaranger.net/%E7%86%B1%E7%B7%9A%E5%BC%8F%E9%A2%A8%E9%80%9F%E8%A8%88%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%90%86/
https://www.transtech.co.jp/product/tsi_anemometer_appnote_1
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年7月の注目ランキングベスト5
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 日本カノマックス株式会社 | 36.4% |
2 | 株式会社エムケー・サイエンティフィック | 18.2% |
3 | ベアトリックス株式会社 | 18.2% |
4 | 株式会社佐藤商事 | 18.2% |
5 | マルチ計測器株式会社 | 9.1% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年7月の微風速計ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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