プラズマ処理装置のメーカー18社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
プラズマ処理装置とは、金属、合成樹脂、セラミックス、プラスチックなどの、産業分野で用いられるあらゆる素材に対して、表面処理を行うことができる装置のことです。
表面処理の加工には、主に、洗浄、活性化などの改質、塗装やコーティングなどがあります。
接着や接合などの様々な加工の前処理として表面処理を行うことで、より製品の品質や耐久性を高めることも出来ます。プラズマ処理装置による加工で従来の工程を簡略化できるため、作業効率の改善やコスト削減をすることにもつながります。
ここで、プラズマ処理装置の使用用途について説明します。
プラズマ処理装置は、部品の耐久性を上げるためのコーティングやクリーニングなどの目的や、導電性、撥水性など、表面を活性化することによる改質の目的や、製造工程の簡略化によるコスト削減や効率化の目的などで使用されています。
現在では、電子技術だけでなく、自動車・航空産業から包装や日用品まで、製造業のあらゆる分野において幅広く利用されています。
いくつかの分野を抜粋して具体的な例を挙げると、電子技術では、回路の電子部品を傷防止塗装することで基盤の耐久性を向上させたり、クリーニング工程で効率的な作業を行うことなどに使用されています。
包装や日用品では、プラスチックの箔押しや、表面印刷、塗装などに使用されています。
この他にも、加工時に殺菌効果を利用して医療機器などの洗浄やコーティングなどにも用いられています。
続いて、プラズマ処理装置の原理について説明します。
プラズマとは、外から力が加わることで電離して、高いエネルギーを持っている状態の気体中の分子が集まっていることです。
真空状態で電子波を気体にあててプラズマを作り出し、そのプラズマを加工したい目的の物に照射することで、物体の表面との間で化学反応が起こり、処理をすることができます。
このように、プラズマのエネルギーの高さによる強い化学反応の性質を利用して、表面の加工処理を行うのが、プラズマ処理装置です。
参考文献
https://www.nippoe.co.jp/products/plasma/
https://www.plasmatreat.co.jp/
https://www.plasmatreat.co.jp/plasma-treatment_industrial-applications.html
http://nissin-inc.co.jp/solution/process/
http://nissin-inc.co.jp/solution/process/plasma/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社