プラズマ装置についての概要、用途、原理などをご説明します。また、プラズマ装置のメーカー19社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。プラズマ装置関連企業の2022年12月注目ランキングは1位:株式会社第一メカテック、2位:株式会社堀場エステック、3位:積水化学工業株式会社となっています。
プラズマ装置とは、金属やプラスチックなどの素材表面に分子との反応性の高いプラズマを当てることで、表面を洗浄、殺菌、コーティングなどを行う装置のことです。プラズマとは、気体にエネルギーを与えることでできる荷電粒子を含んだ気体状態のことをいいます。
プラズマ装置は、プラズマ化させる気体の種類やプラズマの生成方法などによってその効果は異なります。装置の使用を検討する際は、その用途や目的に適したものを選定する必要があります。
プラズマは非常に高いエネルギーを持ち、他の分子と容易に反応する性質があります。
この性質を活かしたプラズマ装置は、様々な産業で使用されています。
プラズマはその反応性の高さから、洗浄や被膜形成、エッチングといった処理を素早く済ませることができ、半導体集積回路などの精密機器部品の製造現場でよく使用されます。
その他にもプラズマ装置が使用される場面は多く、産業廃棄物の無害化や環境食品や薬品の消毒、殺菌などに役立っています。
物質は温度が上昇すると、固体→液体→気体と状態が変化していきます。気体の温度が上昇すると、原子中の電子が離れて正イオンと電子に分かれます。この現象を電離といい、電離よって生じた高エネルギー状態の気体がプラズマです。
プラズマ装置の種類は、大気圧プラズマ装置と低圧プラズマ装置の2つに大別されます。
参考文献
https://www.plasma-laboratory.com/plasma/
https://www.technoalpha.co.jp/products/board/diener.html
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株式会社FUJI 株式会社イー・スクエア ナノテック株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年12月の注目ランキングベスト10
注目ランキング導出方法順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社第一メカテック | 18.3% |
2 | 株式会社堀場エステック | 10.6% |
3 | 積水化学工業株式会社 | 8.3% |
4 | 株式会社FUJI | 8.3% |
5 | 株式会社日放電子 | 7.8% |
6 | 日本電子株式会社 | 6.7% |
7 | 神港精機株式会社 | 5% |
8 | 株式会社ニッシン | 5% |
9 | 泉工業株式会社 | 4.4% |
10 | テクノアルファ株式会社 | 3.9% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年12月のプラズマ装置ページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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お客様の実サンプルにて評価テストを実施しております。 ご不明な点等ございましたらお気軽にご連絡下さい。 https://www.fuji.co.jp/about/plasma/
2022年7月25日
弊社でのダイレクト接着の一例を紹介しています。接着界面にダメージを与えない分子結合を主体にした結果の一例です。光学レンズ・光学フィルム関連や5G,6G...
2022年7月12日
過去、講演会等に用いた資料で、弊社が製造する大気圧プラズマ装置の基本的概念や装置性能、設計思想、使用実績アプリケーション等、性能検証方法等を紹介さ...
2022年7月12日
大気圧プラズマ装置でどのような処理が出来るのか、また、どのような処理形態や方法があるのか、ユーザー目線で纏めております。特に洗浄工程において、当社...
2022年2月1日
粒状(有機・無機に関係なく)表面にダメージを与えることなく、粒子への親水化及びドライ洗浄を実現。粒子径は数ミリから1μ程度まで。
2022年2月15日
フッ素樹脂への塗布性能向上や銅箔や異種材フィルム等への接着をお考えの場合、弊社の分子共有結合技術を是非ご利用ください。サンプルワークも実施しております
2022年7月12日
ニッシンのM120Wはスキャン処理方式により均一性に優れた処理可能なシート向けプラズマ処理システムです。
シート状、フィルム状素材の量産処理に特化した製品で処理面は片面、両面の選択でき、移載機の取り付けで自動化処理が可能となります。
最大630×640 mmの範囲にプラズマ照射可能と処理面積が広いことが特徴です。
制御性の高さが特徴で、通過速度の変更により処理量をナノ〜マイクロスケールまで容易に変更することができます。
FUJIのTough Plasma FPB20は、低温プラズマ照射が可能なダメージレスプラズマ装置です。
様々な材質へ使用可能で、ポリプロピレンやガラス、金属に対して処理効果が得られます。
低温処理が可能なため耐熱性の無い樹脂や薄膜フィルムにも使用可能で、ガス温度が低く長時間の処理に耐えることが特徴です。
電気的に中性なラジカル粒子を照射するため、電子基盤や電子部品にもダメージを与えず処理を施すことができます。
テクノアルファのプラズマ装置は、低圧プラズマ装置と大気圧プラズマ装置の2種類のラインナップがあり、金属部品をはじめ、プラスチックや粉体
低圧プラズマ装置は真空環境下で処理を行い、電子基盤や繊維、プラスチックなど様々な素材を対象に親水化やドライクリーニングを行います。
大気圧プラズマ装置はプラズマを大気中に照射する仕組みで、半導体や金属部品、ガラス製品を対象に、親水性や印刷密着性、表面洗浄を行います。
アリオスのMiPC-1000はプラズマ殺菌や真空紫外線照射など、様々なプラズマ暴露実験を可能にする石英管導波管直交方式のマイクロ波プラズマ実験装置です。
マイクロ波出力電力は0~1000 Wで、基盤とプラズマの位置を自由に設定することができるため用途に合わせた処理が可能になります。
リモートプラズマ方式が可能なため、基盤を遠ざけることで温度上昇を避けることができます。
排気装置にはターボ分子ポンプが標準装備されています。