振動試験機のメーカー22社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
振動試験機 (英語: Vibration tester)とは、身の回りのあらゆる製品における振動による影響を調べる機器です。
どんな製品でも長期間の振動による疲労から、破損の可能性があるため、その品質保証の観点から使用されることが多く、例えば金属材料部品の場合、多くの製品でチェックされる必要があります。
製品が販売後に不具合が起きるとリコールといった大きな問題に関わる、さらには製品によっては命に関わることもあるため、あらかじめ振動による影響がないかどうか試験を行う必要があります。
振動試験機は、試験体を載せた加振台を装置の一部である加振機によって振動を加えることで試験します。
基本的には振動を垂直方向、水平方向に加え流ことができ、様々な振動ストレスを調べることが可能です。
例えば、下記のような用途で使用されます。
他にも、生産ラインの検査、地震対策の検査、振動計・地震計の校正など多くの場面で使用されます。
振動試験機は、振動制御器、電力増幅器、振動発生機で構成されます。振動制御器は振動発生機から送られる信号をフィードバックさせて、状況を把握し試験を制御します。
振動試験機は駆動方式によって、機械式、油圧式、動電式に分けられます。
駆動力としてモーターを用いる方式。油圧式、動電式に比べて比較的、低価格です。
駆動力としては油圧方式。主に輸送試験に使われ、低い振動数、ロングストローク、パワーが基準になる試験では効果を発揮します。
磁界中の導線に電流を流したときに発生するローレンツ力を利用する方式。励磁コイルによる磁界中に設置した駆動コイルに交流電流を流すことで、電流に応じて往復運動させます。この方式の特徴は、加振振動数の範囲が広いことで、特に高い振動数まで対応可能です。
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
Metoreeに登録されている振動試験機のカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
Aシリーズは速度・加速度。変位使用のバランスが良いシステムを採用することで、従来の装置では対応できなかった高加振力・高振動数領域での試験実施が可能になりました。
従来機に比べて消費電力が抑えられており、また国際的安全基準にも準拠しており良好な実験環境を実現できます。
振動状況の確認は接続したパソコンやタブレットのWEBブラウザから確認できます。
特別なソフトウェアをインストールせず使用可能で、非常にユーザビリティの高い製品です。
従来の装置に最新技術を組み込むことで、小型化・軽量化・省電力化に成功したスタンラードモデルです。
ハンディサイズ装置の手振れ補正性能評価のような小さい試験体の振動試験や、展示会でのデモンストレーションに最適な装置となっています。周波数はデジタル、出力可変はつまみを回すアナログ方式であり、連続的に振幅や加速度を変更することが可能です。
加速度センサーなどは搭載していませんが、オプションによって搭載が可能です。
振動駆動に電気サーボ式アクチュエーター方式を採用することで、動電式と比較して返信モーメントの大きな試験体の試験が可能なことが特長です。
加振部は電気サーボモータ式多軸振動試験機を自動車シートに要求される規格試験・性能試験に対応できます。
システム構成は最低本体と制御盤、そしてコントローラーだけなので取り扱いが容易かつ簡便になっています。また省スペース・省電力・静音性を実現したエコな製品であり、良好な実験環境の確保が可能です。
ベアリングガイダンスを使用したトラニオン設計を採用することで優れた耐久性をもつ製品です。600 kgfという高加速度性能を実現するため、アーマチャは2重補強構造となっています。
ISO、ASTMなどの国際規格を満たしており、自動車などの耐久性・振動試験を実施することが可能です。
加振機本体がロープロファイル設計となっているため。恒温度槽や恒湿度槽とセットの実験も容易であり、様々な条件下でのデータ収集が可能な優れた製品です。
永久磁石型を採用することで、業過初の加振力10 kN越えを達成した画期的な一台です。
励磁コイル・励磁電源を廃止することで従来装置に比べエネルギー消費を抑えた、地球にやさしいクリーンな装置です。また冷却ブロアは約70 %小型化されており、従来の装置に比べて場所を取りません。温度に応じた回転数の制御することで、静音性も実現しています。
オプションで振動制御装置をつけることも可能となっており、ユーザビリティに優れた製品です。
モノタロウでチェック
ミスミでチェック