成形機のメーカー27社・89製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
成型機は、主にプラスチック等、樹脂の成型に使用される射出成型機が多いです。身の回りの家電や部品のほとんどが射出成型で製造されています。
成型機の種類は他にも様々あり、チューブやロッド品の製造には押出成形機が利用され、発泡スチロールには型物成型機、中空品にはブロー成型機などが利用されています。他にも、加工しにくいフッ素樹脂専用の成型機や、真空状態で成型する真空成型機といった機種もあり、多岐に渡っています。
射出成型機は特に用途が広く、車のパネルやバンパーといった大型の部品から、パソコン、はさみの取っ手、注射器やスマホカバー、といった小型の部品まで様々なパーツが成型されています。成型途中で成型材料と別の材料を流し込み、高機能で多色な材料で成型することができる機種もあります。
また、押出成形機では各種の配管として良く利用される塩ビ管など、チューブ品やシート、パイプ、ラミネートなどを成型しています。
ブロー成型機は中空の成型ができるので、ペットボトルやガソリンタンクなどが製造されています。
成型機の種類は多いので、射出成型機、押出成形機、ブロー成型機について説明します。
参考文献
https://daikokasei.co.jp/technical/basic-knowledge/blow/
https://minsaku.com/category01/post219/
https://www.npl-jsw.co.jp/about_injection-molding/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
芝浦機械株式会社の全電動式射出成形機EC-SXIIIシリーズは従来機より機械の性能とコントローラの機能が向上した世界標準のモデルです。
射出時の摺動抵抗を極限まで抑え、機械の性能であるドライサイクルと、型の段取りにかかる時間を大幅に短縮しています。
コントローラの操作がしやすいことはもちろん、19インチの大型画面で見やすく、押出、中子、空気吹付動作を自由に設定することができますので、多品種のプラスチックの性能に合わせることができます。
製品のトレースアビリティや分析についても次世代の標準となるシステムが採用されています。
株式会社メイホーの射出成形機は、本体サイズが幅500㎜x長さ530㎜の超小型で卓上サイズながら、本格的な仕様の成型機です。
電動プリプラ方式を採用しており正確に計量ができ、100gからの少量のプラスチックの成型が可能ですので、高価なプラスチックのテスト成型にも向いています。
実験レベルの精密部品試験片の作成や、新材料の開発などから、変種変量の量産成型にも対応することができます。
高温は最高500℃まで昇温することができます。
株式会社ニイガタマシンテクノの全電動竪型射出成形機MDVR100Xは、全自動のデジタル制御で、安定した生産力を維持しながら省エネも可能にしているモデルです。
特許技術を持つガス抜き成型により、金型メンテナンス頻度を減らすことができます。
射出成型機とロボットを連動させることにより、生産の効率化を図っており、プレスと射出を一体で成型することができますのでリブ等の成型が効率的です。
材料にPMMAを用いた50㎜x50㎜x50㎜の立方体も、ゆがみなく生産することができます。
株式会社ソディックの横型射出成形機は直圧式の機械寸法が長さ2mと成型機最小のモデルで、超小型部品の成型に向いています。
計量値や、射出位置の位置情報を正確にとらえられるので、可塑化、計量、射出の各プロセスを安定的に繰り返すことができます。
パラレルリンク型締機構を採用し、タイバーレスで済みますので、作業性が向上し、段取り時間が短くて済みます。
また、プラテン盤面が広く金型アクセサリを自在に配置できる構造です。
日精樹脂工業株式会社のNEX-IVseriesはトグル機構を新しくすることにより、型開閉時間を短縮し、エジェクタ操作も高速化したモデルです。
また、計量密度や射出量の制御についても高精度で、従来機より面圧の均一さが向上し、かつ型締直進精度も向上させたことにより、バリ等による成型不良を減らすことができます。
トグル機構でありながら直圧的機構に近い特性を持っています。
機械の大きさは業界最小クラスですが、デイライトは業界トップクラスのため、長尺成型品や、ホットランナ金型にも対応することができます。
宇部興産機械株式会社のUBEMAX-UFSeries型締力650ton~3500tonは、オールラウンドのプラスチックに使用できる射出成型機で、使いやすいモデルです。
コンパクトな操作盤で、複雑な条件をシンプルな表示で、かつ一括したシステムで管理することができます。
マシンベース、プラテンの剛性が高く、たわみが少なくなっていますので、製品のバリを最小限に抑えることができます。
オプションで、成型データの解析ソフトをつけることができます。
住友重機械工業株式会社の全電動小型射出成形機SEEV-Aは、15インチの大型画面のコントローラで見やすく簡便に条件を設定することができ、全自動の最新機能を搭載しているので従来の油圧機と比較して83%も電力を軽減できたモデルです。
比較的小型の製品に向いており、最小型締力を自動で検出し、型締力を中央から分散させるので面圧のばらつきを抑え、金型寿命も延長しています。
金型保護機能が鋭敏に反応するので、異物が挟み込まれているときなど、自動で金型の損傷を抑えることができます。
キヤノン電子株式会社の射出成形機LSシリーズ/ML-100は、幅540㎜x長さ690㎜と小型の成型機で、底にキャスターがついていますので自在に移動させることができます。
竪型のコンパクトな設計で、製品を自動で排出することができ、専用の金型はカセット式でたった5kgと軽く、約1分で取り付けが可能です。
LSシリーズはホットメルト樹脂の射出成型が可能で、防水、防塵にすぐれた部品加工ができます。
ML-100は液体シリコン樹脂の加工用です。
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