絶縁抵抗計のメーカー19社・60製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
絶縁抵抗計とは、メガオーム(MΩ)オーダーの非常に高い抵抗値を測定するための装置です。電流計の機能と合わせて、高い電圧を印加する機能を持っています。
電気機器において、使用者が漏電や感電といった事故の危険にさらされることを防ぐために、適切に絶縁することが非常に重要です。
しかし、絶縁性能は損傷や汚れなど、経年劣化位より低下する恐れがあるため、絶縁部の抵抗値を測定し、絶縁性能を評価することによって劣化の度合いを定期的に調べる必要があります。
絶縁抵抗計は絶縁能力を数値化するために使われます。
抵抗値の測定にあたり、電圧の印加を行いますが、測定したい絶縁抵抗によってどの程度電圧の印加が必要かは異なるので、用途に応じて対応する絶縁抵抗計を使い分ける必要があります。
例えば、電話回線の絶縁測定は25~50 Vの電圧を印加する絶縁抵抗計が用いられ、一般家庭の電化製品等には100 Vのものが使用されます。
他にも、より高圧な電路に対応した~1000 Vの絶縁抵抗計は、発電中の太陽電池などの絶縁測定に使用されます。
絶縁抵抗計の基本的な構成は、直流電源、電流計とその上流に配置される電流保護素子です。
測定のためにはアース端子とライン端子と呼ばれる二つの端子を用いて行います。
アース端子は接地している部位と、ライン端子は測定したい部分に接続し測定を行います。
測定したい絶縁部に電圧を印加し、実際に印加される電圧値と、そのときに流れる電流量を測定できれば抵抗値を求めることができます。
絶縁抵抗計では、絶縁しきれないほどの(ただし絶縁破壊は起こらない程度に)高い電圧を印加した際に流れる微弱な漏れ電流を測定し、印加電圧と合わせてオームの法則を適用することで絶縁部の抵抗値を算出しています。
高圧を印加するため、回路を保護するために絶縁抵抗計の内部抵抗は非常に高く設計されています。
こうして得られた抵抗値は、高ければ高いほどその部位の絶縁性能が高いことを示しています。
もし、絶縁破壊などが起こっていると、この値は極端に低くなります。
参考文献
https://www.kew-ltd.co.jp/support/knowledge/technical/insulation
https://www.hioki.co.jp/jp/products/listUse/?category=43
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
MY600は保守・点検作業の効率化に最適な絶縁抵抗計です。
基準値を設定しておけば、測定結果の合否をディスプレイの背景色に直ちに反映させることができ、ひと目で結果を判別することができます。
従来モデルでは約3秒かかっていた絶縁抵抗測定をMY600は約0.5秒までに大幅短縮しています。
絶縁抵抗の連続測定結果を元に、成極指数(PI)と誘電吸収率(DAR)を計算することで絶縁劣化診断が行え、電磁流計や電気設備の保全にも役立ちます。
KEW 3441は現場での測定スピードを重視し、スピーディな測定に役立つ様々な機能が搭載された絶縁抵抗計です。
視認度の高いスケール目盛りを採用し、抵抗状態の高低は二色のLEDでひと目でわかります。
直流・交流は自動的に判別してくれる電圧測定機能を搭載しており、暗所測定をサポートするバックライトと対象物を照らすLEDライトも搭載しているので非常にユーザーフレンドリーな製品です。
安全に測定を行うための活線警告機能や自動放電機能も搭載しています。
HG561Hは15 V 21 MΩから500 V 110 MΩの幅広いレンジに対応した絶縁抵抗計で、低い絶縁抵抗値でも測定電圧を維持することができるのが特徴です。
使用するレンジの印加電圧だけを任意に設定することができ、結果はLEDレベルメーターでわかりやすく表示されます。
小数点一を固定できるので読み間違いが起こりにくく、暗いところでも測定しやすい液晶バックライトと対象物を照らすLEDライトも搭載しています。
5322Aは絶縁抵抗試験を含む電気安全試験を行うことができる電気安全試験器校正器です。
主要な電気安全試験全てを一台の装置で行うことができるため、それぞれの試験に対応した複数の製品を使い分ける必要がなく、最大4倍の速度で試験を行うことができます。
また、一台の装置にまとまっていることで各種試験の自動化を簡単に行うことができ、さらなる効率化を行うことが可能です。
そのためイギリス、オーストラリア、ニュージーランド、中国など厳格な国際規格の準拠も容易にします。
SK-3500/3502は小型で多機能な手のひらサイズのデジタル絶縁抵抗計です。
4つのレンジで低圧から高圧まで幅広い回路の測定が可能で、低抵抗測定や直流交流電圧測定にも対応しています。
コンパレータ機能を搭載しており、基準値を設定しておくことで試験結果と基準値を比較してHIGH、LOWの表示をさせ、ブザーでも知らせてくれます。
データ記憶機能も搭載しており、最大100件の測定データと日時を内部メモリーに記憶することができます。
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