産業用インクジェットプリンターのメーカー26社・95製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
産業用インクジェットプリンターは民生機器のインクジェットプリンターと基本的には同様の原理で動作し、印字などをドット状のインクを滴下させることで印刷します。
主な産業用インクジェットプリンターと民生品との違いは使用用途にあります。民生品では文字や写真などを紙に印刷するのに対し、産業用インクジェットプリンターではバーコード・期限などの製品の情報をパッケージに印刷します。その他、CDや瓶などの表面にデザインを施すことのできる製品も存在しています。
産業用インクジェットプリンターでは、様々な形状・材質の物に印刷を行うことができます。曲面・多面体などの立体の表面、または凹凸のある材質などが印刷可能な例として挙げられます。一方、民生品では不可能な大判印刷や商品の小ロットでのデザイニングに利用することもできます。インクの厚みをデザインに取り込んだ2.5D印刷を行えることも民生品との大きな違いです。
産業用インクジェットプリンターはドロップオンデマンド(DOD)メソッドとコンティニュアス(CIJ)メソッドに分けられます。
ドロップオンデマンドメソッドは複数ノズルと不揮発性インクを使用し、コンティニュアスメソッドで単一ノズルと揮発性インクを使用します。ドロップオンデマンドメソッドはピエゾメソッドとサーマルメソッド、加えて電磁バルブメソッドに分けられます。
ピエゾメソッドではノズルに設置されたピエゾ(圧電)素子の電歪現象を利用することでインクを滴下させます。
サーマルメソッドではインクを加熱することで発生した気泡の力でインクを滴下させます。電磁バルブメソッドではポンプなどによりインクに圧力を加え、電磁弁を瞬間的に開放することでインクを滴下させます。
コンティニュアスメソッドはプリンター内を加圧されたインクが循環しながら、適切なタイミングでノズルから滴下する方法です。
コンティニュアスメソッドではインクが常に循環されるため、乾燥性に優れた揮発性インクを使用できます。
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
Metoreeに登録されている産業用インクジェットプリンターのカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
・印字スペースが限られたケーブルや缶などの材質への微細な印字が可能
・独自技術によりインクの揮発量を大幅に抑制することができ、インクの消費量を大幅にカット
・最大4,166文字/秒の高速印字が可能
・ツインノズルを採用し、高速印字が可能
・入力操作はシンプルなタッチパネルで行うことができる
・大文字、段ボール用のインクジェットプリンタ
・設置やフィルタ交換、インク交換などの操作を簡単に行うことができ、メンテナンス性に優れている
・4ヘッドでの同時印字ができ、高速印字が可能
・水ベース、エタノールベースなど14種類のインクを選択でき、インクが乗りにくい材質でも鮮明な印字ができる
・自動車部品や医療部品など極小部品への鮮明な印字が可能。最小 0.6 mm までの高さの極小印字に対応できる
・独自開発により340種類以上のインクをラインナップしており、材質を選ばない。用途に合わせて、耐熱タイプ、耐化学タイプ、耐油タイプなど様々な高性能インクを選ぶことができる
・バーコードやQRコードなどのバーコードも極小印字が可能
・段ボール、クラフト紙、木材などの大面積の材質へ高解像度の印字が可能
・最大印字面積は H70 x W2000mmである
・印字直後に印字されたインクを硬化させるUVインクを採用することにより、コート処理された紙や包装用フィルムなど印字が難しい材質へ対応
・4ヘッドでの同時印字ができ、高速印字が可能
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