3Dプリンターのメーカー34社・110製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
3Dプリンターとは3次元データを元に、印刷された断面を積層していくことで立体物を生成する機器です。
粉末焼結積層造形メソッド(SLS)・光造形メソッド(SLA)・インクジェットメソッド・インクジェット粉末積層メソッド・熱溶解積層メソッド(FDM)の5種類に大別されます。
粉末焼結積層造形メソッド(SLS)はサポート材の必要なしに大規模で強度のある構造物を印刷でき、光造形メソッド(SLA)は造形後の加工が容易で、透明の印刷物を作成できるというメリットがあります。
インクジェットメソッド・インクジェット粉末積層メソッドは設置が容易で高分解能での印刷が可能です。
熱溶解積層メソッド(FDM)はもっとも低価格で印刷でき、一般的用途の3Dプリンターとして主流となっています。
粉末焼結積層造形メソッド(SLS)では工業機器の部品や医療用インプラントの作成、光造形メソッド(SLA)では加工が容易である特性を生かしモックアップや舞台用小道具などの作成に利用されています。
インクジェットメソッド・インクジェット粉末積層メソッドは、医療用部品・小ロットの製品製造に利用されており、熱溶解積層メソッド(FDM)はフィギュアや模型などの制作に利用されています。
3Dプリンターは粉末焼結積層造形メソッド(SLS)・光造形メソッド(SLA)・インクジェットメソッド・インクジェット粉末積層メソッド・熱溶解積層メソッド(FDM)の5種類に大別されます。
参考文献
https://cweb.canon.jp/solution/biz/trend/3dprinter01.html
https://www.ricoh.co.jp/3dp/what/
各種3Dプリンターの値をグラフにプロットし、表にしました。ベータ版機能のため一部製品のみの表示となっております。
横にスクロールすると表の全体をご覧頂けます。
製品名 | HP Jet Fusion 4200 | 3DUJ-553 | FORMLABS FORM3 | Objet30 Prime | NF-600S |
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モデリングサイズ [cm^3] | 41009.6 | 78709.52 | 3889.625 | 8388.1728 | 6800 |
最小積層ピッチ [mm] | 0.08 | 0.02 | 0.025 | 0.014 | 0.05 |
会社名 | 武藤工業株式会社 | 株式会社ミマキエンジニアリング | 株式会社マイクロボード・テクノロジー | Stratasys Ltd. | ニッポー株式会社 |
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
Metoreeに登録されている3Dプリンターのカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
クオリティーとスピーディーさを兼ね備えた3Dプリンターといえば、武藤工業株式会社のHP Jet Fusion 4200です。
この機種は細部まで精密に造形できる再現性がポイントで、さらに高速冷却機能搭載で素早く仕上げられます。
約80%という高水準な再利用率でロスが少なく、直接パーツを製造するので経済的なところも魅力。
複雑なパーツも低コストで素早く製造できる、大量生産したい人にすすめのハイスペックなモデルです。
3DUJ-553は、これまで2Dの高画質業務用のUV硬化インクジェットプリンタ方式で培ってきた技術を活かし1,000万色以上のフルカラー&クリア造形を実現しています。
また、水溶性のサポート材料を使用しているため、水に浸しておくだけでサポート材除去が可能です。
そのため、色鮮やかな造形はもちろんのこと、他造形方式の3Dプリンタではサポート材除去時に折れてしまうような細部の造形表現に優れています。
活用事例としては、フィギュア人形のフルカラー造形(人間を3Dスキャンしたデータの他にも、最近ではVtuberや3Dアバターのデータから造形していただいた事例もあります)、文化財のフルカラー3Dスキャン&ミニチュア造形、医療模型、研究開発デザイン模型、建築模型などがあります。
活用例のお客様の中でもフルカラー色表現でフィギュア関係の造形用途でのお客様への導入が多いです。
多種多様なフォルムの造形を楽しみたい方におすすめなのが、株式会社マイクロボード・テクノロジーのFORMLABS FORM3です。
この3Dプリンターの特徴はこだわりぬいた再現性で、細部まで精巧に仕上げられます。
さらに正確な造形は仕上がりが美しいだけでなく、印刷後の後処理も簡単でデリケートなアイテムをきれいな状態で手に取ることができます。
この機種は材料の交換がしやすいので、機械操作が苦手な人でも安心です。
Stratasys J55は、オフィス環境でフルカラーモデルをつくることができるインクジェット方式の樹脂3Dプリンターです。
透明や色付きの材料を一度の造形で複数使用できるため、思い通りの色を自在に出力することができます。
さらにテクスチャマッピング機能で、本物に近い質感のモデル作成が可能なため、コンセプトモデルから実製品に近い詳細なデザイン検討まで、さまざまなシーンでご活用いただけます。
また、静音設計で省スペース、本体操作はタッチパネルと、運用しやすい装置になっております。
企業のデザイン・設計部門、デザイナー事務所、また学校現場の導入に最適です。
独創的な造形を可能にしてくれる3Dプリンターといえば、ニッポー株式会社のNF-600Sです。
付属の標準的なサイズに加えてオプションで微細サイズや大口径サイズのノズルがあり、造形できるフォルムの幅が広がります。
さらにフィラメント材料の種類が豊富で、素材の特徴を活かしたアイテム作りにも挑戦できます。
簡単な操作で造形が楽しめるよう工夫がされているので使い慣れている人にはもちろん、初心者にもぴったりの機種です。
まだまだ高価で手を出しづらいイメージの3Dプリンターですが、手頃で扱いやすく職場や教育現場にも取り入れやすいのがアルテック株式会社のパーソナル3Dプリンターです。
世界で10万台以上使われている実績があり、使いやすさやコストパフォーマンスを追及しています。
手軽に扱えながらプリントしたものの完成度は高く、おもちゃから車の部品まで対応できる素材が用意されています。
目的をもって3Dプリンターを使ってみたい人から、3Dプリンターで新たな創作活動をしたい人までおすすめのモデルです。
BMF社の「Ultra-High-Precision System シリーズ」は、超高精度なマイクロ3Dプリントシステムです。
BMF社の超高精度技術により、プラスチック部品の造形許容誤差は±10um~±25umにまで縮小されています。
また、製造に必要な時間は数時間~1日程度と短く、実用的です。
BMF社が他社の3Dプリンターと異なる点として、実用的な造形サイズと速度を維持しながら、2~10 µmの範囲の非常に高解像度の部品を製造できることです。
主な用途として、医療器具分野では、心臓血管ステントや医療用ナノロボット等に活用されています。
また、精密部品分野では、チップソケットや液体コネクタ等の製造が可能です。
Adventurer3Sは、大人気プリンター「Adventurer3」の日本限定最新シリーズとなります。
筐体には業界初のスケルトンボディが採用されています。
懐かしのスケルトンカラーリングのおかげで見た目だけではなく、3Dプリンターが実際に稼働している際の内部の様子も観察できるようになっています。
Adventurer3シリーズはノズル交換が非常に簡単で、初心者がつまづきやすい面倒なノズル交換も、ワンタッチでおこなうことができます。
また、本体には日本語タッチパネルを搭載しており、コンパクトなサイズながら、造形サイズはパーソナルユースに十分な150mm角を実現しております。
3Dプリンターを初めて使う方から使い慣れた方まで、幅広くオススメできる1台です。
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