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塗布装置のメーカー63社一覧や企業ランキングを掲載中!塗布装置関連企業の2025年7月注目ランキングは1位:株式会社サンエイテック、2位:株式会社スギイマシナリィ、3位:武蔵エンジニアリング株式会社となっています。 塗布装置の概要、用途、原理もチェック!
塗布装置とは、製品や材料に薬品などを塗布するための装置です。
一般的な塗布装置は、塗布する対象物の形状や塗布する薬品と塗布の目的によって塗布方法が異なるため、さまざまな用途に応じてロールコータやスピンコータ、ディップコーター、スプレー塗布やディスペンス塗布など、さまざまな塗布方法が用いられています。
近年では、半導体製造分野やFPD (フラットパネルディスプレイ) 製造分野、太陽電池や二次電池製造分野などの工業分野においては、精密な塗布精度が求められるため、塗布技術の向上と共に塗布装置が飛躍的に進化しています。
2025年7月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 株式会社サンエイテック |
11.2%
|
2 | 株式会社スギイマシナリィ |
9.0%
|
3 | 武蔵エンジニアリング株式会社 |
7.9%
|
4 | エバーロイ商事株式会社 |
7.3%
|
5 | 株式会社SDI |
7.3%
|
6 | アルファエレクトロニクス株式会社 |
6.7%
|
7 | 株式会社サンツール |
3.9%
|
8 | 協和ファインテック株式会社 |
3.9%
|
9 | 株式会社アラキ製作所 |
2.8%
|
10 | アルファーデザイン株式会社 |
2.8%
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21 点の製品がみつかりました
21 点の製品
株式会社コアボックスジャパン
600人以上が見ています
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返信の早い企業
5.0 会社レビュー
100.0% 返答率
9.4時間 返答時間
■概要 小規模な研究施設に適した小型のものから、生産機まで幅広く対応しています。塗布方式もお客様のニーズに合わせ最適な提案をいた...
2種類の品番
イーアールエス株式会社
630人以上が見ています
最新の閲覧: 14時間前
5.0 会社レビュー
100.0% 返答率
53.7時間 返答時間
本装置は、生産機コーター並の機能・性能・品質を備え、場所も取らず軽量な「新素材開発専用 超小型~小型テストコーター」です。 ■RD...
3種類の品番
タツモ株式会社
360人以上が見ています
最新の閲覧: 18時間前
CSX2000シリーズは、装置構成に柔軟性と拡張性を持たせ、研究開発向けから量産ラインまで幅広い対応を実現したコータ/デベロ ッパです。...
タツモ株式会社
390人以上が見ています
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SPR3000シリーズは、特に高速処理に特化したタツモフラッグシップコータ/デベロッパです。装置構成に柔軟性と拡張性を持たせ、ユニット...
タツモ株式会社
380人以上が見ています
最新の閲覧: 12時間前
Φ8/12インチ UV硬化仕様 ■製品特徴 ・全自動量産装置 (塗布・乾燥・アライメント ・ 貼合・剥離) ・Φ8/12インチ UV硬化仕様 ・AR/VR/M...
株式会社ワイ・ドライブ
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94.6時間 返答時間
■特徴 ・耐溶剤性ヘッド仕様:NMP,DMSO,等の非プロトン系極性溶剤使用可能 ・超高速・不吐出ノヅル欠陥検査 ・ノズル清掃用不織布ロー...
株式会社ワイ・ドライブ
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94.6時間 返答時間
Basicモデル:ヘッド ⇒ 1個搭載 ■使用ヘッド ・Dimatix : SG,PQ,QS,QE,SEの各種 ・リコー : MH5420/5421/5441/2420/2620 他 ・コニカミ...
株式会社ワイ・ドライブ
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■YDrive製 インクジェット印刷機 ・DPN駆動制御基板 (Y Drive install) ・コニカミノルタ or Dimatixヘッド ・エアー吸着、加熱機能、U...
4種類の品番
株式会社東京ウエルズ
340人以上が見ています
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94.0時間 返答時間
電子部品に銅や銀といったペーストを塗布し、熱風を吹き付けるなどして乾燥させることで、端子電極を形成する装置です。長年電子部品向...
株式会社東京ウエルズ
320人以上が見ています
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100.0% 返答率
94.0時間 返答時間
電子部品に銅や銀といったペーストを塗布し、熱風を吹き付けるなどして乾燥させることで、端子電極を形成する装置です。長年電子部品向...
武蔵エンジニアリング株式会社
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試薬の精密・高速分注だけでなく、コンタミレスの試薬自動交換、生体材料を取り扱う上での温調ユニット拡張等、様々な要求に沿った、専...
武蔵エンジニアリング株式会社
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3.2時間 返答時間
■デュアルカートリッジ対応2液塗布システムDUAL MPP-1 容積軽量式ポンプを2基備えているため、混合比を体積・重量で自由に設定出来ます...
テクノロール株式会社
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お客様のご使用になられる用途及び予算に合わせた附帯装置を選択出来るような『アタッチメントシステム』となっており、具体的にはコロ...
株式会社アキュレックス
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返信の比較的早い企業
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ロール状のメンブレンを対象とした完全自動のディスペンサーです。ロール状で供給されたメンブレンは、試薬ラインの塗布、プレ乾燥、本...
芝浦機械株式会社
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4.0 会社レビュー
100.0% 返答率
51.4時間 返答時間
高精度塗工技術とウエブハンドリング技術により、高精細 (数10mmレベル) な連続転写を実現しました。お客様の高付加価値および差別化製...
塗布装置とは、製品や材料に薬品などを塗布するための装置です。
一般的な塗布装置は、塗布する対象物の形状や塗布する薬品と塗布の目的によって塗布方法が異なるため、さまざまな用途に応じてロールコータやスピンコータ、ディップコーター、スプレー塗布やディスペンス塗布など、さまざまな塗布方法が用いられています。
近年では、半導体製造分野やFPD (フラットパネルディスプレイ) 製造分野、太陽電池や二次電池製造分野などの工業分野においては、精密な塗布精度が求められるため、塗布技術の向上と共に塗布装置が飛躍的に進化しています。
塗布装置は、半導体分野や二次電池など様々な製造工程で対象物に塗液を塗布する用途で使用されています。パソコン、液晶テレビ、スマートフォン、タブレットなど、特に薄型で高機能・高密度化が求められる半導体製造分野やFPD (フラットパネルディスプレイ) 製造分野におけるフォトリソグラフィ工程で、フォトレジストを塗布するスピン塗布装置を利用する場合が多いです。
二次電池や太陽電池、自動車部品から住宅建材・繊維・医療などで使用される機能性フィルムやシート状製品に対しては、シール材や接着剤、電極材をなどの薬品を塗布するロール塗布装置やスプレー塗布装置、ディスペンス塗布装置などが利用されています。
図2. 塗布装置の特徴
塗布装置は、さまざまな生産品材料への対応や薬液などの材料を塗布する装置です。主にロール状塗布、スピン塗布、スプレー塗布、ディスペンス塗布に大別できます。
ロール状塗布装置は、一般的にフィルムやシートなど比較的薄く平面材料に対する塗布に用いられます。
塗布する薬液の液溜まりに接するローラーの回転とフィルムやシートなどの材料の巻取り回転を利用して塗布するグラビアコーター、リバースコーターなどを塗布する薬液の性質や粘度、塗布する膜厚に応じてさまざまな塗布方法が用いられます。
ロールtoロールでの塗布が可能で、最も高速塗布にむいた方法です。これらの方法の特徴は、塗布液と被塗布対象物の間で、ビードを形成し被塗布対象物、または被塗布対象物とロールの両方が移動したり回転したりすることで塗液にせん断力をかけ薄く塗布することです。
このビードを安定化させることが、高品質な塗布に欠かせません。
スピン塗布装置は、半導体製造分野やFPD (フラットパネルディスプレイ) 製造分野におけるフォトリソグラフィ工程で使用するフォトレジストを回転するテーブル上の生産品に吐出後、テーブルが回転する遠心力により薬液の広がる作用を利用して薄膜を形成する塗布方式を採用する装置です。
最も薄く塗布できる手法ですが、複数枚の塗布や連続生産ができないため大量生産には不向きです。
スプレー塗布装置は、自動車や外壁建材などの塗装に対して薬液をスプレーで微細粒子に変換して塗布し、塗布対象物が大型の場合、ロボットの広域可動範囲を利用することで高精度且つ広範囲の塗布方式を採用する装置です。
空気、電気、超音波の3種類の粒状噴霧を生成する方式が存在します。
ディップ塗布装置は、対象物の形状は問わず、ディップコート液に浸けて引き上げる方式です。均一な薄膜を形成することが可能で、光学レンズ、医療系や電子デバイスなどに用いられています。
対象物の形状は問わず、塗布液のロスが少なく均一な薄膜を形成することができる点がディップ塗布装置の特徴です。
ディスペンス塗布装置は、比較的精密な線状塗布が求められる状況で使用されます。塗布量のコントロールが可能なディスペンスー機構を備え、更に精密な塗布が要求される場合には、ロボットを用いることで塗布量の精度と正確性を兼ね備えた塗布方式を採用する装置です。 もちろん塗布速度などは劣りますが、細かいところへのスポット塗布や複雑な形状の塗膜が形成可能です。
図3. 塗布欠落と塗布装置
どんなに高性能な塗布装置にて塗布を行ったとしても、粘度のあわない塗液や塗布速度などの塗布条件によっては綺麗な塗布面が得られないことがあります。コーティングの欠陥の種類とその対処法は、下記の通りです。
1. 塗布によって発生する欠陥
欠陥 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
空気同伴 | 被塗布物に塗液を塗布する際に、空気が逃げ切れないことで発生。 | 塗布速度を低下させることで解決。 |
リブスジ | 塗布部に塗布方向に対して逆圧力勾配ができることで発生。 | 塗液の粘度や塗布速度を低下させることで解決。 |
気泡混入によるスジやホール | 塗液中に泡があることで発生。 | 泡抜き対策を施す。 |
横ダン状のムラ | 主にリバースグラビア方式などで発生。 | 被塗布物の振動抑制やグラビアの回転速度を変えることで解決。 |
ムラ | 塗液が塗膜内で流動をおこすことで発生。 | 塗液を改善することで対応する。 |
異物 | 塗液が凝集したり、ゲル状になることで発生。 | フィルターを導入するなどで対応する。 |
はじき | 塗液の表面張力が高いことで発生。 | 界面活性剤などを添加することで対応する。 |
2. 乾燥によって発生する欠陥
欠陥 | 原因 | 対処法 |
---|---|---|
ゆず肌 (塗面がゆず皮のように凹凸になる) | 乾燥速度が早すぎることで発生。 | 乾燥速度を弱くしたり界面活性剤を添加することで対応。 |
風紋 | 熱風乾燥で発生。 | 吹き付ける熱風の速度を弱めることで対応する。 |
割れ | 塗膜の収縮によって発生。 | 厚塗りをやめることなどによって対応する。 |
コーティングは塗布装置と乾燥と塗液をそれぞれ適切に選択することで、成立する技術です。使いたい塗液の条件や乾燥炉のスペックなども考慮して、適切な塗布装置を選択することが大切です。
参考文献
https://www.keyence.co.jp/ss/products/measure/sealing/coater-type/