ACケーブルのメーカー27社・114製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
ACケーブルは、交流電源を直流電源に変換するACアダプタに付随する機器であり、ACアダプタと家庭用コンセントをつなぐケーブルです。日本国内では2穴ケーブルが一般的ですが、その他の仕様のケーブルも存在します。
ACアダプタを用いて電源供給する装置について、ACアダプタとコンセントケーブルが一体化していないタイプの場合、ACケーブルが必要となります。
ACアダプタは一般的に四角い角型の部分であり、その内部でACをDCへ変換しています。
ACアダプタから装置側は一体化されていることが多いですが、コンセント側は分離型も主流になってきており、様々な長さが販売されています。身近な製品で言うと、パソコンなどの家庭用電子機器で多く見られます。
ACケーブルを接続するACアダプタは、家庭用コンセントから供給されるAC電流をDC電流に変換しますが、内部構造によってトランス式とスイッチング式の2種類に分類されます。
一般に、スイッチング式のほうが変換効率は高く発熱量も少ない傾向があります。そのため、パソコン向けのACアダプタはほとんどすべてがスイッチング式を採用しています。
ACケーブルはこのACアダプタへ電流を供給するために必要な部品です。ですので、ACアダプタがどちらの式か特に意識する必要はありませんが、どの機器に接続するかは意識する必要があります。
電気製品によっては、トランス式かスイッチング式かどちらかの電源を前提にしてつくられたものもあり、誤った方式のACアダプタを使用すると故障の元のなる可能性があります。
まずは、ケーブルの長さを選定します。例えば、カフェなどでパソコンを使用する想定の場合、テーブルタップがすぐ近くにあるため、あまり長いACケーブルを選定するとテーブルの上での取り回しが煩雑になります。その場合は、20cmなど短い製品を選定します。一方、液体などを扱う場合、コンセントから遠ざけたいため長い製品を選定した方がよいでしょう。
また、国外電圧250Vまで接続可能なものや、2穴から3穴へ変換するアダプタが付属したものなども存在するので、ご自身の使用するシチュエーションに合った製品を選定しましょう。
日本国内で使用できるACケーブルは、経済産業省が定める電気用品安全法に適合している必要があります。この電気用品安全法は、特定の電気用品が守るように定められたものであり、この中にはACケーブルも含まれます。
電気用品安全法には2つの製品カテゴリがあります。1つは「特定電気用品」、もう1つは「特定電気用品以外の電気用品」と呼ばれます。「特定電気用品以外の電気用品」よりも「特定電気用品」は危険性が高い電気用品が適合する必要がある規格になっており、認定方法もより厳しくなっています。「特定電気用品」にどの様な電気用品が含まれるかというと、主にケーブル類やコンセント、ヒューズ、中間スイッチ、延長ケーブル等であり、直接100Vや200V電源に接続される様な電気用品です。
ACケーブルは家庭のコンセント、すなわち100V電源に接続することから分かるように、特定電気用品に含まれます。ACケーブル自体に記載されていることは少ないですが、ACケーブルにセットとなるACアダプターには菱形の中にPSEと書かれたマークが刻印されているはずです。これが「特定電気用品」の認証を受けている印になります。ちなみに、丸の中にPSEと書かれた刻印がある電気用品は「特定電気用品以外の電気用品」の認証を受けた製品となります。
ACケーブルにはいくつか代表的なものがあります。1つはパソコンやディスプレイ等の電気製品に給電を行う電源ケーブルと呼ばれるものです。このタイプのACケーブルは、2P(コンセント側)-2P(機器側)タイプと2P(コンセント側)-3P(機器側)タイプがあります。日本国内のコンセントはプラグが2本のタイプなのでコンセント側は2Pが主ですが、コンセント側にアースが付いた3Pタイプのものも存在します。
ACアダプタ用のACケーブルは2P(コンセント側)-2P(ACアダプタ側)タイプが殆どで、ACアダプタ側はメガネ型の形状になっているものが一般的です。
参考文献
https://www.kashimura.com/goods/kaigai/accable/ti105.html
https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/specified_electrical.html
https://www2.elecom.co.jp/cable/power/index.html
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