シールドケーブルのメーカー11社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
シールドケーブルは、金属の導線を用いて通信を行うケーブルで、導線部分が金属層で覆われた構造をしているものです。金属層は薄膜や網、金属線の編み込みなどが用いられ、これをシールドと呼びます。
導線部分を金属層で覆うことで外部の電磁波が導線に干渉することを防いでいます。このような静電遮蔽の効果でノイズを抑え安定して高速な通信ができます。また、複数の導線を一本に束ねたような構造のケーブルでは動線同士の干渉も防ぐことができます。
金属ケーブルを使って電気通信を行う際、外部の電磁波が信号に干渉することがあります。このような電磁波は、蛍光灯やエアコン、コピー機など、あらゆる身の回りのものから発せられます。このような外部の電磁波は、電気通信におけるノイズの原因になるため、高品質な通信を行うためには外部の電磁波を遮断する必要があります。
シールドケーブルは、このようなノイズを抑えるために導入されています。例えば、インターネットなどコンピュータのネットワークを構築するためのLANケーブルや、楽器やマイクに使われるケーブルにはシールドが施されています。
通常のメタルケーブルは、導線部分の外側が絶縁体で覆われています。シールドケーブルは、この導線部分と絶縁体の間に金属製の薄膜や網などでできたシールドが挿入されています。
外部の電磁波によるノイズの原因は、静電誘導によるものと電磁誘導によるものがあります。これらはそれぞれ、外部電場によるものと外部磁場によるものです。電子機器のシールドはほぼ外部電場を想定したものになっています。
まず外部電場の影響を避ける場合のシールドケーブルの構造は、導体の中空に導線部分が配置されている構造をしています。このような導体の中空に別の導体が存在する場合、外部に帯電体(電場の発生源)があっても、静電誘導によりシールド上で電荷が移動するだけで内部の導線表面では電荷の偏りは起こりません。したがって導線の内部の電荷の総和はゼロになります。すなわち外部から電場が印加されてもシールド内部の電場に影響しないことを意味しています。このように、外部の電場の影響を受けないようにすることを静電遮蔽と言います。
参考文献
http://t-sato.in.coocan.jp/terms/shield.html
http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H14/html/H1408B01_.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
①優れた柔軟性によるスマートな配線レイアウトが可能!
可動ケーブルにも使用される細径軟銅線(30/0.08)を固定用に使用。さらに絶縁体やシースには樹脂メーカーと協同で開発したオリジナルの柔らかい樹脂を使用することにより「しなやかさ」「柔らかさ」を兼ね備えたケーブルです。
②11色の豊富な心線色で誤配線防止!
ドットマークやナンバリングに比べ、豊富な心線色、さらに360°どこから見ても識別可能なリングマークを用いる事で誤配線防止に効果があります。
③優れた耐ノイズ性能、信号特性!
心線をツイストペア(対撚り)にし、編組シールドを施すことにより耐ノイズ性能、及び信号特性に優れます。ドレイン線が入っているためシールドの処理が容易にできます。
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