FETについての概要、用途、原理などをご説明します。また、FETのメーカー28社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。FET関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:パナソニック株式会社、2位:東芝デバイス&ストレージ株式会社、3位:株式会社エルムテクノロジーとなっています。
FET(Field Effect Transistor)とは電界効果トランジスタの略で、その名の通りハンド帯デバイスの中でトランジスタの1種です。
トランジスタにはバイポーラトランジスタとFETがあります。
FETにはその構造上の違いから接合型FET(JFET)とMOS型FET(MOSFET)に分類されます。
中でもMOSFETはデバイスの小型化に優れていることからJFETに比べ良く使われており、このため良く知られています。
スイッチングデバイスであるFETはオン抵抗が少ないということやON/OFFのスイッチングスピードが速いなどの優れた特徴があります。
以下では現在主流のMOSFETを中心に説明していきます。
MOSFETは、マイコンや各種LSI(Large scale
integrationの略で、ICに比べて集積度の高い複雑な回路を収めた集積回路のこと)の中身はほとんどがMOSFETです。
分野としては、パワーエレクトロニクス、センサと幅広い分野で使用されています。
また、電源系やインバーターなどの用途には必要不可欠です。
MOSFETは小型軽量化が可能で、集積化に対応できるため、近年の製品においては無くてはならない存在です。
MOSFETは、端子(電極)を3本有しており、それぞれドレイン・ゲート・ソースと呼ばれます。
電圧を印加することにより電流が流れる原理を持っており、ゲートに電圧を印加することで、スイッチのオンオフ動作を行います。
MOSFETには、Nチャンネル(N-Ch)型とPチャンネル(P-Ch)型の2タイプがあります。
Nチャンネル(N-Ch)型は、ソースに対して正の電圧をゲートに印加すると電流が流れます。
一方、Pチャンネル(P-Ch)型は、ソースに対して負の電圧をゲートに印加すると電流が流れます。
Nチャンネル(N-Ch)型の方が性能面、回路面において使い勝手が優れるため、Nチャンネル(N-Ch)型の方がよく使われます。
MOSFETは、動作速度が速く、高速スイッチングが可能となります。
また、駆動電力が小さいため高周波動作にも適しています。
大電流化に弱い性質を持っていますが、近年では主力デバイとなっています。
参考文献
https://contents.zaikostore.com/semiconductor/4779/
https://www.shindengen.co.jp/products/semi/column/basic/mosfet/mosfet.html
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | パナソニック株式会社 | 9.1% |
2 | 東芝デバイス&ストレージ株式会社 | 9.1% |
3 | 株式会社エルムテクノロジー | 8.3% |
4 | 新電元工業株式会社 | 8.3% |
5 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | 6.6% |
6 | Vishay Intertechnology, Inc. | 5% |
7 | オン・セミコンダクター | 5% |
8 | トレックス・セミコンダクター株式会社 | 5% |
9 | ローム株式会社 | 5% |
10 | サンケン電子株式会社 | 4.1% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月のFETページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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