スライドスイッチについての概要、用途、原理などをご説明します。また、スライドスイッチのメーカー30社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。スライドスイッチ関連企業の2022年4月注目ランキングは1位:ミヤマ電器株式会社、2位:ミサキ電子工業株式会社、3位:アルプスアルパイン株式会社となっています。
スライドスイッチは、操作用スイッチでつまみをスライドさせてオンオフを切り替えるスイッチです。縦スライドと横スライドがあり、身近な電化製品にも使用されていますが、デジタル化されている製品では少なくなってきています。
スライドスイッチの端子の接続方法は様々でスルーホールやライトアングル、はんだやねじなどがあります。
近年は小型化が進み、ディップスイッチ等に搭載されている製品もあります。
必要な回路数と端子数に応じた製品を選択しますが、ノンショーティングの製品が多いです。
主に電源のオンオフを切り替える用途で使用されています。一般家庭においてはマイクや扇風機、ひげそり、ドライヤー、懐中電灯などの照明器具の電源などで多く見かけます。
薄型のものでは、厚さ1.4㎜程度の製品もあり、一層の小型化が進んでいます。小型のスライドスイッチは、ディップスイッチに組み込まれて使用されている場合もありますが、微小電流用の超小型の製品や、表面実装用や基板取り付け型として使用されています。接触機構を工夫してセルフクリーニング効果のある製品もあります。
スライドスイッチの内部に端子があり、ここが接点になって回路とつながっています。
スイッチのつまみの下は金属の可動切片があり、可動切片が端子と接触することで回路とつながり、つまみを切り替えることで端子を切り替えることができます。スライドスイッチは主にオンオフの切り替えに使用されるのでノンショーティングタイプが多いです。
接点(端子)には銅合金を使用することが多いですが、金や銀を使用した製品もあり微小電流領域での使用に向いています。端子部分をエポキシ樹脂でシールして安定性を高めているものもあります。
また、可動切片と接点との接触機構が1点の製品よりも、2点で接触する製品はスイッチとして信頼性が高くなっています。さらに、クリップ型で摺動させて接触させる方式では、セルフクリーニング効果が期待できます。
回路数と接点数(端子数)の合うものを選択したら、定格電流、電圧と負荷を確認してください。
小型のスイッチは耐電流、耐電圧が低い場合が多いです。
スイッチは用途によって、物体の位置検出に用いる検出用のスイッチや、人による操作入力を行う操作用スイッチ、機能上の切り替えを行う設定用スイッチなどの種類があります。構造の特徴でスイッチの種類を分けると以下のような種類があり、産業機器や設備、民生機器など様々な場所で使用されています。
スライドスイッチは名の通り、スイッチの構造がスライダ部分をスライドすることができるようになっています。スライドを行うことで、2つの状態を切り替えるものが一般的です。例えばスライドを行う操作で、電子機器の機能や電源のオンオフを切り替えるなどです。カラオケで手にするマイクなどにも使われています。
2つの状態を切り替えるという単機能ではありますが、スライドスイッチの部品種類は、DIP部品や面実装部品のもの、大型のものや小型のもの、スイッチの配置が実装面にたいして垂直方向のものや水平方向のものなど、形状も様々です。
また回路上の分け方で、スライドスイッチのラインナップには極と投が異なる種類が様々あります。スイッチの極とは回路数のことで、1つの操作を行って開閉することができる回路の数を示します。スイッチをスライドさせることで、電気回路上の切り替えをいくつ同時に行えるかをさします。またスイッチの投とは接点の数のことで、スイッチで行う操作の数を示します。スライドスイッチの投は、2接点を意味する双投式が一般的です。
参考文献
https://contents.zaikostore.com/semiconductor/1368/
https://www.nkkswitches.co.jp/support/klg/knowledge.html
https://www.nkkswitches.co.jp/support/klg/knowledge.html
https://www.omron.co.jp/ecb/product-info/basic-knowledge-series/basic-knowledge-of-switches
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スライドスイッチのカタログ一覧はこちら企業
アールエスコンポーネンツ株式会社*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年4月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | ミヤマ電器株式会社 | 9.6% |
2 | ミサキ電子工業株式会社 | 9.6% |
3 | アルプスアルパイン株式会社 | 8.7% |
4 | ホシデン株式会社 | 7.8% |
5 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | 7% |
6 | マル信無線電機株式会社 | 6.1% |
7 | NKKスイッチズ株式会社 | 6.1% |
8 | 神明電機株式会社 | 5.2% |
9 | ミネベアミツミ株式会社 | 4.3% |
10 | メガニクス株式会社 | 4.3% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年4月のスライドスイッチページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社
Metoreeに登録されているスライドスイッチが含まれるカタログ一覧です。無料で各社カタログを一括でダウンロードできるので、製品比較時に各社サイトで毎回情報を登録する手間を短縮することができます。
SS300シリーズは、小型形状でありストローク幅が2.0mmのスライドスイッチです。
高さ3.5×3.6×8.5mmの超小型形状であることはもちろんの他、歯切れの良いクリックが付いているものやクリックがついていないものの両タイプが用意されていること、様々な種類の端子形状に対応することが可能であること、動作力が1.0~4.0Nであることが特徴です。
横ツマミタイプとしても使用可能なため、横ツマミタイプとしての使用にも最適です。
JSBシリーズは、小型のスライドスイッチです。
端子ピッチが2mm、ストロークが2mmという小型形状で高密度実装化に対応していることの他、基板取付面より高さ2mmの超薄型であること、絶縁材質は高耐熱性樹脂を採用しており耐熱特性と信頼性を高めていることが特徴です。
デジタルスチルカメラ、カーオーディオ、ポータブルオーディオ、PC、PC周辺機器、TV、DVDプレーヤー、産業機器、ヘルスケア製品に最適です。
Aシリーズは、トグル、パドルロッカ、押ボタン、表示灯など豊富なシリーズ構成を持つスライドスイッチです。
微小電流、低電圧領域に対し安定した高い接触信頼性を保持している他、コイルバネ、滑動棒、切換板の組合せによるソフトな操作フィーリングであること、フラックス等の浸入及び端子ガタの発生を防止できること、取付板足部を利用してプリント基板にアースを取ることが可能であることが特徴です。
微小電流、低電圧領域に対して最適です。
ITWスイッチ023シリーズは、長寿命でなおかつ頑丈なことに加え、耐久性のあるスライドスイッチです。
高品質と高安定性が要求される環境に適している他、SPDTとDPDTの2つのスイッチ回路から選択をすることができること、金色の接点とPC端子を使用していること、部分バージョンUL認証であること、動作温度範囲が-40°C〜+100°Cであることが特徴です。
医療機器や試験装置、データ通信、精密機器に最適です。
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