風量計のメーカー4社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
建物内の換気量を測定するのに風量計は非常に重要です。一般的な建物は気密性に優れているので、そのままでは空気の入れ替わりが非常に少なくなります。
その為、換気扇やダクトなどで換気をしますが、その換気量は室内の容積や人の人数などで規定されています。換気が設計通りの能力を維持して室内の人の環境が適切であるか確かめるために、風量計が使用されます。
似たようなもので風速計もありますが、風速計は速度を測定するのでそこから風量を測定するにはダクト等の面積を計算する必要があります。
風量計の使用用途は適切な風量が管理できているかを測定するのに使用します。最もよく使用されるのが建物の換気量が要求通りに使用されているかの確認です。
建物の換気量はその使用用途などにより厳密に決まられています。その換気量を測定する際に風量計が使用されます。
また、それ以外にも食品などの乾燥に使用される乾燥機の風量測定にも使用されます。食品によっては
高温で乾燥できない物もあるので、その場合は低露点の風邪を大量に流し込んで乾燥させます。この時露点と同様に重要なのが風量なので、その風量を測定するのに風量計が使用されます。
風量計は風速計と違い、ダクトや配管から流れ出る全ての風を補足する必要があります。風速計であればダクトや配管内の一部でも測定できるので、プロペラの回転数やピトー管による圧損から測定できますが、風量はそのような測定は出来ません。
その為、風量計はダクトに直接取り付けられるように、大きなコーンやフード等を取り付け直接ダクトや配管に取り付けられるようになっています。その為、コーンやフードが多種類ついている製品もあり、多くの箇所で使用できるようになっています。
また、ハイエンドなモデルでは吐き出し口だけでなく吸いこみ口でも測定ができるようになっています。
基本的に測定者による誤差はほとんど出ませんが、風の漏れなどには注意する必要があります。
しかし、風量計はダクトに直接取り付ける必要がある事から、そのサイズが大きくなりがちで若干運用が行いにくい場合があります。
風速計と違い一目で結果が分かる風量計は簡単に使用する事が出来るので、換気量などの測定には非常に有効です。
参考文献
https://www.transtech.co.jp/product/tsi-laflobalometerhoods-6200
https://www.transtech.co.jp/product/tsi-accubalanceaircapturehood-model8380
https://i-sooki.co.jp/allproduct/ct01/model6750/
社員数の規模
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