輝度計のメーカー8社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
輝度計は、人が感じる明るさの単位である輝度を測定するための計測装置になります。光源や光源から反射した光が出ている物体などの輝度を測定します。照明器具やディスプレイの開発や検査に主に使用されます。測定には、フォトダイオードと呼ばれる光の強さに応じて電気信号を発信する素子を用います。色別に測定することが可能な輝度計があり、光の三原色をそれぞれ分光し、それらを個別で測定することでそれぞれの色の輝度を測定します。
輝度計は、光源の出力の大きさの測定や、ディスプレイの開発や検査、輝度を用いて非接触で測定を行う装置などで利用されます。人が感じる明るさである照明などにおいて、輝度を定量的に評価することで、安定的な測定の基準を設定することができます。輝度計の選定の際には、測定精度、色彩などの出力に対応しているかどうか、付属のレンズのピントが合わせられるかなどを考慮する必要があります。
輝度計の測定原理を説明します。輝度系は、レンズ、結像面、絞り、補正フィルタ、検出素子で構成されています。測定時は、測定対象の光がレンズによって、輝度計の内部の結像面に描写されます。その結像から測定部の光のみを絞りによって取り出します。その光を、補正フィルタによって、実際に人が感じる明るさの範囲に補正し、フォトダイオードが内蔵されている検出素子で輝度を測定します。絞りと補正フィルタの間に回折格子を設置し、絞りから出た光に対して、光の三原色ごとに光を分光します。その分光の光を検出素子でそれぞれ測定することで検出が可能になります。
測定には、対物レンズを使用しており、その焦点距離が不適切で測定対象の光源に対してピントがずれている場合、センサによって測定する範囲が広くなり、光源の輝度が正しく測定できない恐れがあります。そのため、輝度計の使用時には、一度設定したピントの位置をずらさない様に、測定対象の光源と輝度計の距離を一定に保つほか、ピント調整装置を付属で取り入れることが大切です。
参考文献
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jieij1980/67/1/67_1_15/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jieij1917/53/4/53_4_160/_pdf
https://www.ccs-inc.co.jp/guide/column/light_color_part2/vol07.html#:~:text=%EF%BC%88%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%BA%E5%BC%8F%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E5%9E%8B%EF%BC%89%E8%BC%9D%E5%BA%A6,%E4%BB%95%E7%B5%84%E3%81%BF%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
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