【2021年版】ウレアグリース メーカー4社一覧

ウレアグリースのメーカー4社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


ウレアグリースとは

ウレアグリースは、科学的に安定し、分解しにくいウレア結合を2個以上有しているものを増ちょう材(半固体状にする作用を持つ物質)としたグリースの事です。

一般的にグリースは、比較的低速で回転する機械や、高荷重が掛かる軸受け、金属と金属がスライドする摺動面に用いられます。摩擦を軽減し、設備に掛かる負担を減らす役割を果たしています。

グリースを構成する成分によって様々な種類がありますが、グリースの中でも、ウレアグリースは他のグリースと比較した場合、耐熱性、耐水性に優れています。ウレアグリースは同じちょう度(グリースの硬さ)の他のグリースと比較すると、独特の粘り気があり、長期にわたって機械を保護してくれます。

ウレアグリースの使用用途

ウレアグリースは、上記で説明したように耐熱性、耐水性に優れているグリースです。その為、高温な条件下で駆動する設備軸受けや摺動部に使用されます。

一例として、金属の圧延工場では、高い荷重を掛け、高温の条件下であり、冷却水を吹きかけながら機械が運転しています。このような特殊な条件下では、耐熱性、耐水性に優れるウレアグリースが大いに活躍します。

もう少し身近な使用例をあげると、釣竿に使用するリール内部に使用する場合もあります。ウレアグリースを使用する事で海水から内部部品を守ります。ウレアグリース独特の粘り気が、リール内部の精密ギアを保護してくれるのです。

ウレアグリースの原理

ウレアグリースについて深く知って頂く為に、グリースの増ちょう剤について解説しておきます。

増ちょう剤とはグリースを構成する基油を半固体状にするためのものです。

大きく分けると

  • 金属石けん系
  • 非石けん系

の二種類があります。

金属石けん系のグリースの種類が多く、カルシウム石けん、リチウム石けん、二硫化モリブデン、リチウムコンプレックス、などがあります。一方、非石けん系のグリースにはベントナイトPTFE、ウレアなどが存在し、ウレアグリースがその代表格となります。

グリースの硬さは「ちょう度」で表され、増ちょう剤の配合量、種類によって変化します。一般的に「混和ちょう度」の値でグリースの硬さを判断します。000号、00号、0号、1号、2号、3号、4号、5号、6号までグリースの硬さを分類する事ができます。445~475であれば半流動状の柔らかいグリースであり、000号に該当します。85~115であればとても硬いグリースとなり、6号に該当します。

ウレアグリースのちょう度は2号程度が多いので、通常の硬さのグリースとなります。グリースとしての硬さは普通ですが、ウレア系増ちょう剤を使用している為、防錆、潤滑性、耐摩耗性、に加え耐熱性、耐水性が強く、長寿命なグリースとなります。

構造と特性

増ちょう材の構造に着目すると、ウレアグリースと一口に言っても複数の種類があります。

ウレアグリースの中でもウレア基の数によってさらに分類され、2個はジウレア、3個はトリウレア、4個はテトラウレアとなります。この中でもグリースとしての性能が優れているのはジウレアでウレア系の中で最も良く使用されています。

ジウレアは増ちょう材分子の両端の構造によってさらに細分化されます。芳香族ジウレア、脂肪族ジウレア、脂環族ジウレアがあります。中でも芳香族ジウレアはグリースの性能として最も高く、耐水性、せん断安定性が優れています。その他、脂肪族ジウレアはせん断時(グリース流動時)に軟化し、流動が止まると元の硬さに戻るという特性があるので圧送性が良く、集中給油(一つのグリースポンプで複数箇所にグリースを供給する方式)での使用に適しています。またせん断時の軟化は軸受に使用した場合のトルク減少、騒音の低減というメリットがあります。

以上が分子レベルでの構造による特徴ですが、グリースとしては基油(ベースオイル)の性能が基本になるため、増ちょう材だけでなく総合的な特性から最適なグリースを選定してください。

欠点と対応策

リチウム系グリースと比較して優れている点が多いウレアグリースですが、欠点もあります。

ウレアグリースの中には高温使用下で増ちょう材分子が重合し、硬化してしまうものがあります。リチウムグリースよりも耐熱性が高いからと言っても、耐熱温度付近での常用は効果による性能の著しい低下を招く恐れがあるため注意が必要です。使用前にはメーカのカタログなどで使用するグリース銘柄を十分に確認してから機械に適用します。

また、せん断時の軟化、硬化が大きいものがあります。その特性を活かした選定や機械の設計を意図的に行う場合は良いのですが、意図しない変化により使用機械に不具合を生じる場合があります。この特性についても同様に使用前の十分な確認が必要です。

参考文献
https://www.kyodoyushi.co.jp/knowledge/grease/category/
https://www.cosmo-lube.co.jp/Portals/0/images/product/tech/tech3612130.pdf
https://www.kyodoyushi.co.jp/knowledge/grease/category/
http://www.jalos.jp/jalos/qa/articles/003-S28.htm
https://shell-lubes.co.jp/lubes-grease/lubes-technology/tech-grease/1138/

ウレアグリースのメーカー情報

ウレアグリースのメーカー4社一覧


ウレアグリースのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 ENEOS株式会社
  2. 2 協同油脂株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 協同油脂株式会社
  2. 2 ENEOS株式会社

歴史のある会社

  1. 1 ENEOS株式会社
  2. 2 協同油脂株式会社

関連記事

カテゴリから探す