配線ダクトのメーカー11社・56製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
配線ダクトは配電盤や分電盤、照明器具等の配線をまとめるために使用されます。照明器具用の場合にはライティングレールと呼ばれることもあり、引っ掛けシーリングを利用するパターンもあります。
場所や用途に応じて難燃性、耐候性等が求められるので、用途に合う材質を選択します。RoHSでは指定されたハロゲンを使用しない製品が求められています。
ダクトとして配線しやすいように上下に切り込みが加工されている製品やニッパー等で穴を開ける製品があります。
配線ダクトは電線をまとめるために使用されています。屋外では太陽光発電、配電盤等で利用されており、雨や風にさらされますので防水性があり丈夫な材質が好まれます。屋外用の配線ダクトとしては二重層で、外側は耐候性が優れ、内側は自己消火性のある製品が開発されています。
また、家の分電盤からの配線や、家や店舗の照明用には屋内用の配線ダクトがあります。環境にやさしく、燃焼した時に有毒ガスが発生しないノンハロゲンが求められています。
配線ダクトを用いて電線がむきだしにならないようにまとめますので、電線の保護を目的とした材質が求められます。屋内用では特に火災に対する信頼性が高い材質が好まれ、屋外用では気候に左右されづらい材質が多いです。側孔、底孔がついている製品が使用しやすいですが、ほこりがたまりやすい場所等には何も加工のない製品が使用されます。場所に応じて適切な材質を選択することが大切です。
配線ダクトには、材質、色など様々な種類のものがあります。
使用する場所や照明器具によって、自分の好みに合った最適なものを選ぶことができます。
天井直付け形
配線ダクトとしては一般的な形で、簡単に取り付けることができます。
また、取り付けるためのキャップはL形やT形などたくさんの種類があるので、自由な形に配列させることができます。
天井埋込形
天井に直接埋め込むタイプなので、直付け形とは異なり、全体的に室内をすっきりと見せることができます。
天井吊り下げ形
天井が高い部屋で使用するタイプであり、この形を使用することによって、照明器具を低い位置に取り付けることができます。
簡易取り付け形
一般的な家庭にある、シーリングやローゼットといった電気配線が接続する箇所に設置することができます。
このように配線ダクトの設置方法には、たくさんのバリエーションがありますので、好みによって様々な形で取り付けることができます。
配線ダクト以外の照明器具の取り付けるための設備にレースウェイがありますが、以下に両者の違いを紹介します。
まず、レースウェイの特徴として挙げられるのが、電気を供給する機能を持つということです。
そしてサイズとしては、一般に幅が5cm以下あるものがレースウェイ、それ以上のものが配線ダクトということになります。
また配線ダクトは一般家庭をはじめ、室内のムードを高めるためのスポットライトやダウンライトなどが必要となるカフェやブティックなどに設置されることが多くなります。
それに対し、レースウェイは主に蛍光灯などを取り付けるのに使用される設備なので、その使用場所は工場や倉庫などとなっています。
さらに、配線ダクトは照明器具の取り付けや取り外しが簡単にできるので、その使用目的に合わせて照明器具の移動や種類の変更ができますが、レースウェイではそういったことはほとんどできません。
参考文献
https://www.monotaro.com/s/pages/productinfo/wiring_duct/
https://www.panduit.co.jp/column/nattoku/6410/
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