【2021年版】オイルダンパー メーカー4社一覧

オイルダンパーのメーカー4社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


オイルダンパーとは

オイルダンバーは、振動を吸収して軽減する装置の1つです。

金属製の筒と棒の中にオイルが入っています。使われるオイルは粘り気があるもので、このオイルが振動で発生するエネルギーを熱に変換することで、振動が抑制されています。

温度依存性が少なく、寒い場所でも熱い場所でも選ばずに利用することができます。

ダンパーには、ゴムダンパーや鋼材ダンパーがあります。オイルダンパーは2つのダンパーに比べて小さいため、間取りの制限が少ないです。 

オイルダンパーの使用用途

オイルダンパーは建築関係で多く用いられます。その中でも高層ビルなど、揺れやすい建物で使われています。

土地の有効活用や水の分配効率上昇を理由として、高層ビルの建設が行われてきました。高層ビルが建つにつれて問題になったのが地震です。特に長い周期の揺れでは高層階が揺れやすく、室内の設備が落下して破損しやすくなります。特に日本は地震が起きやすい地形のため、揺れへの対策が不可欠でした。

振動や免振対策のためオイルダンパーの導入が進み、安全性を向上させています。 

オイルダンパーの原理

オイルダンパーが振動を吸収できるのは、オイルがもつ粘性を利用しているためです。

粘性とは、物体に外力が与えられるとひずみ、外力を取り除いてもひずみが回復しない性質です。与えられる外力は物体内に残存せず、熱として放出されます。力が分散されるため、加わる衝撃を和らげることができます。オイルダンパーでは振動が外力に相当します。

実際には粘性だけではなく、弾性も重要になります。弾性とは、外力により物体がひずみ、外力を取り除くとひずみが回復する性質です。外力を蓄えることができるので、形状の回復が可能になります。

粘性だけでは変形したままになるため、元の形状に戻すには弾性が必要になります。オイルダンパーも弾性を付与するため、金属ばねが取り付けられた状態で使用することがあります。

オイルダンパーは間取りを選ばず使うことができるメリットがあります。一方でデメリットも存在します。他のダンパーに比べて小さいため、数が必要になります。そのため価格が高くなってしまうことがあります。 

免震用のオイルダンパー

免震用のオイルダンパーは、免震構造用の支承と組み合わせることにより構成されており地盤と構造物の間に設置します。長周期地震動によって懸念される大きな建物変位と速度に対応可能な装置です。

シリンダ内に封入された油の粘性によって、地震による揺れのエネルギーが減衰される仕組みです。

シリンダ内において軸棒の先端に取り付けられたピストンに小さな穴が開けられており、ピストンが軸方向に移動するとその穴の中を通過する油の粘性で抵抗が発生します。これが減衰機能を発現させます。

免震オイルダンパーは、バネとしての機能がないため、建物を元の位置に戻すことができません。そこでこれを補うために高減衰積層ゴムと組み合わせて使用されることが一般的です。

免震オイルダンパーの目視で点検する場合には、ボルトの緩みや金属部分の発錆のチェックに加え、オイル漏れやカバーに損傷がないかのチェックを行います。

また上記以外の免震用途のオイルダンパーとして、オイルダンパー付き弾性すべり支承の開発も行われています。

このすべり支承装置は、制振用オイルダンパーの片端を上部の建物基礎に、もう片端を弾性すべり支承の積層ゴム部とすべり材の間に取り付ける構造を有しており、オイルダンパーは積層ゴム部と一緒に変形します。

また地震時はオイルダンパーと積層ゴム部が変形したまますべるので、既存の弾性すべり支承の免震性能を損なうことなく、ストロークが短い制振用オイルダンパーを免震層に用いることができるという特徴があります。

制振用のオイルダンパー

制振用のオイルダンパーは、建物の中に設置することにより地震の揺れのエネルギーを吸収する装置です。免震用と同様に、イルが入ったシリンダ内を、ピストンが移動するときの抵抗を利用して減衰機能を発現させます。

小型な装置であるため、断熱材の欠損箇所が少なくすみ断熱に大きな影響を及ぼしません。これにより、木造住宅など一般家屋への設置も進められています。

小さな揺れから大きな揺れまで吸収するため、大地震から台風の揺れまで対応できるという特徴があります。

参考文献
https://www.tokiwa-system.com/column/column11/
https://www.tekki.co.jp/products/list/dampers/product_building01/
https://www.jiji.com/jc/graphics?p=ve_eco_kensetsufudousan20181017j-02-w490
http://www.kawakinct.co.jp/buildings/a_d02.html
https://www.nabeya.co.jp/vibration/academy/elasticity-viscosity.html
https://www.lifehacker.jp/2016/12/161206_161206gizmodo_mediagene.html
http://www.ubm-rheology.co.jp/kouza/kiso01.shtml
http://www.kawakinct.co.jp/buildings/a_d01.html
https://material-r.co.jp/iroha/917/
https://www.swcc.co.jp/hd/company/review/61/A10_61.pdf
https://www.kenzai-navi.com/column/colum0084.php

オイルダンパーのメーカー情報

オイルダンパーのメーカー4社一覧


オイルダンパーのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 日立オートモティブシステムズ株式会社
  2. 2 タキゲン製造株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 日立オートモティブシステムズ株式会社
  2. 2 明友エアマチック株式会社
  3. 3 光陽精機株式会社

歴史のある会社

  1. 1 タキゲン製造株式会社
  2. 2 光陽精機株式会社
  3. 3 明友エアマチック株式会社

関連記事

カテゴリから探す