バグフィルタのメーカー20社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
バグフィルタとは織布や不織布などの濾布と呼ばれるものを用いることで気体中に浮遊する非常に細かい微粒子やダストを捕集し、処理対象の気体・ガスを浄化するための集塵機と呼ばれる装置のひとつです。
濾布を円筒状にしてその袋を処理気体が流入する箇所に吊り下げることからバグフィルタと呼ばれています。
集塵機には電気の力を利用した電気集塵機もありますが、バグフィルタはそういった集塵機に比べると設備費が安価で導入しやすいという利点があります。
バグフィルタは排出されるガス・気体内に人体・環境に対して有害な微粒子・ダストを多く含む煤煙などを発生する製造・処理現場などで利用されています。
代表的なものに廃棄物を処理するための大型焼却炉を設置しているや鉄鋼工場などです。
また作業により粉塵が多く発生する現場や閉塞空間においても現場の空気を清浄に保ったり、粉塵爆発などの危険を弱め流など安全に作業を進めるためにバグフィルタによる空気清浄は非常に重要です。
バグフィルタに使用される濾布は木綿からポリエステル・ナイロン・ポリプロピレン・アクリル・テフロン・ガラス繊維などの高分子合成樹脂などの素材でできているものが主流です。
また処理するガスの温度によってはセラミック製のものが使用されます。
微粒子・ダストの除去能力はおよそ99%と非常に高い捕集率を持ち、0.01マイクロメートルほどの非常に小さい微粒子も捕集する能力をほこります。
このように捕集能力は非常に大きいですが、一定時間使用していると濾布の表面上に捕集された微粒子が堆積することで圧力損失が大きくなり、バグフィルタの捕集能力が低下します。
そのため設定値の圧力損失に達した場合には堆積した微粒子を濾布から叩き落とす必要があります。
この方法には主に機械的に振り落とす方式や圧縮空気を送り込んで振り落とすパルスジェット式などがあります。
この他にセメントや製鉄などの製錬現場で使用されるガラス繊維製のバグフィルタの洗浄には濾過方向とは逆方向から空気を流入させる方式が採用されています。
参考文献
https://www.taiki-techno.co.jp/product/bagfilter/index.html
http://www.izumi-ee.jp/product/product.php?pid=sjs002
http://www.k-yamako.co.jp/jigyou_engineering_bugfilter.html
社員数の規模
設立年の新しい会社
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