流体センサーのメーカー12社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
流体には大きく分けて液体と気体があります。それらが流れているか、存在するかなどを主に物理現象を用いて検知するものを流体センサーと呼びます。
例えば、流体が存在するのかどうかを示すレベルスイッチ、流体の液面高さを示すレベル計、流体の流量を測定する流量計などが存在します。レベル計やレベルスイッチは粉粒体でも用いる場合もあります。
レベル計や流量計は測定手法が多いことが特徴です。それほど様々な環境で使われており、各測定方法に合った条件が存在します。
主に配管内で液体を移送したり、タンク内で液体を貯蔵したりする化学系・石油系のプラントで用いられることが多いです。
流量計は流体をタンクへ仕込む時に量を記録したり、仕込み量を設定して流量計の値を元に制御運転を行ったりします。
レベル計は主に、タンク内の流体の残液量を連続的に計測します。対してレベルスイッチは流体が存在するかどうかを正確に検知する役目で用いられます。こちらも自動化を行う際のセンサーとして利用されることが多いです。
流量計の代表的なものとして容積式があります。ある容器内を流体が流れることによって、中に収められている回転子が回り、その回転数で流量を算出する方法です。容器の容積に回転数をかけることで送られた流体の流量を計算することができます。
レベル計やレベルスイッチは代表的なものが多く存在します。静電容量式は流体と空気の持つ誘電率を比較しその差を検知・計測します。シンプルで広い範囲で使用できますが、流体の誘電率が変わる場合には使用することができません。
フロート式は浮きが付いています。浮力の原理を利用しており、目で見て分かりやすい原理になっています。浮きにはマグネットが付いており、液面上昇と共にマグネットスイッチが作動して検知・計測します。コストが安い反面、比重の軽い液体やゴミ・浮遊物がある場合は使用できません。
圧力式は圧力を用いて検出します。タンクの中に入っている流体の重さを圧力として検出しています。圧力そのもの(絶対圧力)を測定する圧力式と、大気圧やある圧力との差(差圧)を測定する差圧式に分けられます。手軽に利用できますが、液体の比重の変化に対応することができません。
参考文献
https://www.oval.co.jp/products/products_index01.html
https://yamaden-sensor.jp/document/introduction/
社員数の規模
設立年の新しい会社
歴史のある会社