サイリスタモジュールについての概要、用途、原理などをご説明します。また、サイリスタモジュールのメーカー15社一覧や企業ランキングも掲載しておりますので是非ご覧ください。サイリスタモジュール関連企業の2022年7月注目ランキングは1位:日本インターナショナルPS株式会社、2位:株式会社ハセテック、3位:セミクロン株式会社となっています。
サイリスタモジュールとは、半導体整流素子のひとつであり、ある回路中に入力信号に応じたスイッチの機構を持たせたいときに使用します。
一般に、回路設計の際のリレー部品として組み込まれることの多いサイリスタモジュールですが、その挙動に似たものとして、ダイオードとトライアックがあります。
実装したい処理に応じて、入力信号に対して異なる出力をするこの3種類のモジュールを使い分けることで様々な入力に対して得たい出力を制御することができます。
後述するように、スイッチとしての役割を担い、一度導通するとその時に生じた電流がなくなるまでは導通し続けるという特長を生かしたい回路設計の場面に組み込まれます。
例えば、カメラなどのフラッシュに適用されます。フラッシュはスイッチが押された瞬間に発光し、その電荷が完全に放出されるまで光り続けることが求められます。
そのような動きを一回の接点開閉だけで表現しようとしたときに、サイリスタモジュールを用いることで簡単に実装することができます。
サイリスタモジュールの内部構造は、ダイオードにゲート端子と呼ばれる端子が付加された構造となっています。
ダイオードの内部構造は、n型半導体とp型半導体が交互に層状に接続されており、アノード側からカソード側へ電圧がかかった場合のみに導通します。この特性を利用して、一方向への電気回路の伝送スイッチとして用いることができます。
一方、サイリスタには、ダイオードのひとつのp型半導体部分にゲート端子が付加されており、回路内にアノード側からカソード側へ正のバイアスがかかった状態でかつゲート電流が流れない限り導通しないという特長を持ちます。
一度ゲート電流が流れれば、ダイオードと同じく導通した状態になり、次にアノード側からカソード側へのバイアスが負になるか、ゲート電流が0になるまでは導通し続けます。
ちなみに、サイリスタでは、一方向のバイアスでしか導通しませんが、双方向のバイアスに対してゲート電流が流れている間動作させたい場合のために、サイリスタを双方向へ設置した構造になっているトライアックが用いられます。
*一部商社などの取扱い企業なども含みます。
企業の並び替え
2022年7月の注目ランキングベスト10
順位 | 会社名 | クリックシェア |
---|---|---|
1 | 日本インターナショナルPS株式会社 | 12.2% |
2 | 株式会社ハセテック | 12.2% |
3 | セミクロン株式会社 | 10.2% |
4 | 株式会社三社電機製作所 | 10.2% |
5 | 三菱電機株式会社 | 10.2% |
6 | 京セラ株式会社 | 10.2% |
7 | Vishay Intertechnology, Inc. | 8.2% |
8 | IXYS Corporation | 6.1% |
9 | インフィニオンテクノロジーズジャパン株式会社 | 4.1% |
10 | 株式会社トーア紡コーポレーション | 4.1% |
注目ランキング導出方法について
注目ランキングは、2022年7月のサイリスタモジュールページ内でのクリックシェアを基に算出しています。クリックシェアは、対象期間内の全企業の総クリック数を各企業のクリック数で割った値を指します。社員数の規模
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