ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社
マイクロニクス株式会社
アンリツ株式会社
​National Instruments Corporation
China Electronics Technology instruments Co.,Ltd.
AnaPico Ltd.

【2021年版】シグナルアナライザ5選 / メーカー8社一覧

シグナルアナライザのメーカー8社・34製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。


目次


シグナルアナライザとは

スペクトラム・アナライザは、測定器における周波数レンジ全体に入ってくる信号の振幅対周波数を測定します。既知の信号と未知の信号のスペクトラムの強さの測定が可能です。ベクトル・シグナル・アナライザは測定器のIF帯域幅内の単一の周波数における入力信号の振幅および位相を測定します。シグナルアナライザはこれらスペクトラム・アナライザの機能とベクトル・シグナル・アナライザの機能を同時に実行します。既知の信号のチャネル内測定(エラー・ベクトル振幅、コード・ドメイン・パワー、スペクトラム・フラットネスなど)が可能です。これらの2つの組み合わせによりスペクトラム・アナライザが実行する周波数ドメインのスペクトラム測定にプラスして、高度な時間ドメイン解析が可能です。また携帯電話のように複雑なデジタル変調信号の変調品質を高度化された信号解析処理によって解析する測定器と言えます。

シグナルアナライザの使用用途

・周波数ドメインのスペクトラム
デジタル無線システムの端末や送信機械など、RF特性の試験が挙げられます。具体的には、搬送波の周波数、チャネル帯域幅、チャネル・パワー、占有帯域幅、隣接チャネル漏洩電力比などがあります。またスーパーヘテロダイン方式スペクトラム・アナライザの大きな特徴であるRF帯からマイクロ波帯にわたる広帯域な周波数範囲のスプリアス、高調波についても測定が可能です。
・時間ベースでの信号解析
入力されたRF信号をデジタルIQデータ形式に変換し、取り込み、このデータを高速でデジタル処理します。したがって変調波などの信号に対し、時間を基とする多面的な解析が行えます。
・デジタル変調信号の変調品質
通信方式をとるデジタル変調信号は、スペクトラム特性の他に、安定な通信状態を保つ目的で変調品質を測定する必要があります。その点でシグナル・アナライザは、各種のベクトル解析アプリケーションと組み合わせることで、デジタル変調信号の変調品質も測定可能です。

シグナルアナライザの原理

シグナルアナライザというのは、測定信号の周波数を変換しただけの状態で一定時間分メモリを取り込んでおきます。シグナルアナライザは大きく分類して、デジタル化して記憶、周波数の変換、スペクトラム等に変換するという三つの行程によって結果が得られます。まずはじめに、シグナルアナライザの入力部位に入った測定信号は、周波数変換部で中間周波数(IF)に変換されます。次に、IF に変換された測定信号はデジタルデータへと変換されます。デジタル化された時系列波形データはすぐに内部のメモリーへと取り込まれますが、このデータ自体は別途ハードディスクに保存することも可能です。シグナルアナライザは高速で処理できるという点が利点ですが、再現性が高いことも特徴と言えます。ミリ波(1cm~1mmまでの波長領域)、サブミリ波(1mmから0.1mmあたりまでの波長領域)など高解像度の基準で分析や解析に向いていますので、研究分野で活躍しています。

シグナルアナライザとスぺクラムアナライザの違い

ここではシグナルアナライザとスぺクラムアナライザの違いについて説明します。

まず大きな違いには、シグナルアナライザにはスぺクラムアナライザと比較して、より高度な変調波形解析が実施できる機能があります。具体的には、シグナルアナライザでは、横軸時間のタイムドメインの測定や解析において非常に高度な解析が可能となっています。 その解析が可能な理由は、スペクトラムアナライザのスーパーヘテロダイン方式に追加して、高速のA-Dコンバータで一度デジタル信号に変換処理(DSP)の上、データをメモリに取り込んで、高速処理のフーリエ変換(FFT)を行うという、シグナルアナライザ自体の独特の信号処理の手法にあります。そのために従来のスペクトラムアナライザでは時間応答の制限の為に解析不可能であった、複雑な時間応答成分を有するLTEや5Gと言った昨今のデジタル変調波形の解析が可能となっています。

IQのコンスタレーション、すなわち変調精度とも呼ばれるEVM(Error Vector Magnitude)の評価解析ができることもあり、シグナルアナライザは以前はVSA(ベクトルシグナルアナライザ)とも呼ばれていました。しかしながら、デジタル変調が複雑になるにつれて、VSAではなくシグナルアナライザの呼び名が現在では一般的になっています。

シグナルアナライザの使い方

横軸が周波数のスペクトラム解析で、特にデジタル変調波形の信号歪を表現するACLR(隣接チャンネル漏洩電力)等の評価に威力を発揮します。横軸が時間のタイムドメイン解析は、5G変調時のSlot毎のPvT(PowerVs Time)波形等の解析が有効です。

その他の使い方としては、移動体通信の世界ではお馴染みの測定である、先に述べた変調精度EVMの評価や、CCDF(Complementary Cumulative Distribution Function )評価解析等が挙げられます。

シグナルアナライザの価格

対応機能や周波数レンジによって、解析に必要とされる内部のメモリやデジタル処理能力が大きく異なるために、価格帯も広い傾向があります。 最新の変調対応モデルの場合、数百万円台が標準的な価格帯であり、古い機種や限定機能モデルだと数十万円の価格帯のものもあります。

参考文献
https://dl.cdn-anritsu.com/ja-jp/test-measurement/files/Application-Notes/Application-Note/MS269xA_MS2830A_JF4100.pdf
http://www.rf-world.jp/bn/RFW12/samples/p008-009.pdf
https://www.anritsu.com/ja-jp/test-measurement/signal-spectrum-analyzer/signal-analyzers
https://www.techeyesonline.com/glossary/detail/%E3%82%B7%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B6/

シグナルアナライザのメーカー情報

シグナルアナライザのメーカー8社一覧


シグナルアナライザのメーカーランキング

社員数の規模

  1. 1 アンリツ株式会社
  2. 2 キーサイト・テクノロジー株式会社
  3. 3 マイクロニクス株式会社

設立年の新しい会社

  1. 1 China Electronics Technology instruments Co.,Ltd.
  2. 2 キーサイト・テクノロジー株式会社
  3. 3 AnaPico Ltd.

歴史のある会社

  1. 1 アンリツ株式会社
  2. 2 マイクロニクス株式会社
  3. 3 ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社

シグナルアナライザ5選

Impaq Elite 4Channel Signal Analyzer

株式会社システムプラス Impaq Elite 4Channel Signal Analyzer 画像出典: 株式会社システムプラス公式サイト

特徴

ポータブル型4Chシグナルアナライザは、フィールド試験用に作られたシグナルアナライザです。

IP65規格の防塵・防水性能と、6.4インチ高解像度ディスプレーを搭載しています。

周波数応答、コヒーデンス、クロススペクトラム解析を可能とするFFTソフトウェア、加減速する機器の騒音・振動解析を可能とする、オーダートラッキング解析ソフトウェア、フィールドにおいて同時3軸測定を行い、長時間のデータ記録を可能とするデータ収集ソフトウェアなど、モジュール化されたソフトウェアで多様な用途に使用可能です。

株式会社システムプラスの会社概要

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R&S FSW シグナル・スペクトラム・アナライザ

ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社 R&S FSW シグナル・スペクトラム・アナライザ 画像出典: ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社公式サイト

特徴

R&S FSWシグナル・スペクトラム・アナライザは、低位相雑音と高感度を誇る、シグナルアナライザです。また、解析帯域幅が広いことから、広帯域のコンポーネントや通信システムの評価が可能です。

周波数レンジは、機種により異なりますが、2Hz~8GHzのモデルから、最大は2Hz~85GHzのモデルまでラインナップがあります。また、最大解析帯域幅は、512MHz~8.3GHz、最大リアルタイム帯域幅は、512MHzもしくは800MHzとなっています。

さらに、12.1インチ高解像度マルチタッチディスプレイを備え、便利に使用できる設計となっています。

ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社の会社概要

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シグナルアナライザ MSA538

マイクロニクス株式会社 シグナルアナライザ MSA538 画像出典: マイクロニクス株式会社公式サイト

特徴

シグナルアナライザMSA538は、リアルタイム方式に加え掃引方式の2方式を搭載した、ハンディ型のアナライザです。

2方式を搭載したことで、瞬時に発生するスペクトルのみでなく、広いスパンを観測することが可能なことから、幅広い用途で使用することが可能です。

小型・軽量(1.8㎏)であることに加え、バッテリーで4時間動作することが可能なことから、屋外での測定に便利です。また、データはUSBメモリにBMP形式もしくはCSV形式で保存することが可能です。

マイクロニクス株式会社の会社概要

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Xシリーズ シグナル・アナライザ

キーサイト・テクノロジー株式会社 Xシリーズ シグナル・アナライザ 画像出典: キーサイト・テクノロジー株式会社公式サイト

特徴

シグナルアナライザXシリーズは、最高性能のリアルタイム解析を行う機種から、低価格で基本的な測定を行う機種までラインナップが用意されています。

また、周波数や帯域幅、リアルタイム機能などについて、購入後のアップグレードも可能で、テクノロジーの変化に応じ機能の拡張を行うことも可能です。

マルチタッチ・ユーザー・インターフェイス”により、測定条件のセットアップの簡素化を可能とするとともに、表示もカスタマイズ可能です。

ノイズフロア低減機能を搭載し、測定ノイズを最大10dB低減することで、低レベル信号についても正確に測定可能となっています。

キーサイト・テクノロジー株式会社の会社概要

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MS2850A

アンリツ株式会社 MS2850A 画像出典: アンリツ株式会社公式サイト

特徴

シグナルアナライザMS2850Aは、5Gや衛星通信など、次世代の広帯域向けのシグナルアナライザです。

解析可能な帯域幅は標準で255MHz、オプションで最大1GHzです。また、周波数範囲は9kHz~32GHzもしくは44.5GHzとなっており、6GHz以下の周波数帯(Sub-6GHz)からミリ波帯までの測定を1台で行うことが可能です。

また、標準搭載機能として、スペクトルアナライザ機能、シングルアナライザ機能、マイクロ波プリセレクタデバイスおよびUSBパワーセンサ機能を搭載しています。

アンリツ株式会社の会社概要

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シグナルアナライザの34製品一覧

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