パッシブプローブのメーカー10社・45製品を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
パッシブプローブは、電気信号をオシロスコープで計測しやすくするために、オシロスコープの入力端子に取り付ける装置になります。受動プローブとも呼ばれています。オシロスコープを購入したときに、付属品として搭載されていることが多い装置です。プローブの中でも安価な製品が多く、最も広く使用されているプローブになります。オシロスコープの入力抵抗の9倍の内部抵抗に設定されているパッシブプローブが多く、パッシブプローブを通じて入力信号を受信する場合は、入力電圧が10分の1になり、オシロスコープ内の回路を保護する機能もあります。
パッシブプローブは、オシロスコープと同時に使用することで、電気信号の変化を観測に使用されます。電気信号を観測することで、電圧以外に、温度や湿度、速度、圧力などの測定にも対応しているオシロスコープも多く発売されており、それらの測定の精度を高めるためや、オシロスコープの回路の保護のために、パッシブプローブが使用されます。また、電気信号を調べることによって、回路の故障原因や誤動作のチェック、磁気ヘッドの位置決め、信号の調整、ノイズの検出などでも使用されます。選定の際には、使用しているオシロスコープと同じ製造会社のパッシブプローブを購入すれば、互換性がよいのでおすすめです。
パッシブプローブは、周波数特性を調整するためのコンデンサと、内部抵抗で構成されており、並列で接続されています。内部抵抗は9MΩに設定されている場合が多く、これはオシロスコープの入力抵抗が1MΩと設定されていることが多く、合わせて入力抵抗を10MΩにすることができます。
パッシブプローブの動作原理を、電気信号が高周波の場合と低周波の場合に分けて説明します。電気信号が高周波の場合は、周波数特性を調整するためのコンデンサのインピーダンスが低くなり、電気信号はコンデンサを通過して、オシロスコープ内部のコンデンサで観測されます。電気信号が低周波や直流電流の場合は、コンデンサのインピーダンスが大きくなり、電気信号は内部抵抗を流れてオシロスコープの入力抵抗に流れ、観測されます。
参考文献
https://detail-infomation.com/oscilloscope-calibration/
https://news.mynavi.jp/article/oscilloscope2-2/
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