シックネスゲージのメーカー9社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
目次
シックネスゲージとは、わずかなスキ間の寸法を測定するための工具です。
スキ間ゲージとも呼ばれています。
厚さの決まった薄い金属板を、測定したいスキ間に挿入することで測定することができます。
シックネスとは、厚さを意味します。
広いスキ間であれば、ノギスなどで測定することができますが、それらでは測定できない狭いスキ間の場合であっても、シックネスゲージであれば正確に寸法を測定することができます。
平行な面どうしによるスキマに使用し、曲面によるスキ間には適しません。
シックネスゲージの一枚一枚を、リーフと呼びます。
リーフの厚さは、日本工業規格によって規格化されています。
厚さの異なるリーフが、何枚かの組み合わせになってケースに収められた形で収納されているものが一般的です。
使用するリーフを、スキ間の寸法に応じて、その中より取り出して使用します。
シックネスゲージの厚さを段階的に上げていき、通る厚さと通らない厚さの境界を見つけることでスキ間の寸法を測定します。
一枚のリーフ単体で使用する場合や複数組み合わせて任意の厚さにして使用する場合があります。
スキ間にリーフを挿入する際、注意が必要です。
無理に挿入せず、反対に簡単に入りすぎても良くありません。
日本工業規格上では、よく清掃し、薄く塗油したリーフが、ガタがなく滑らかに、しかもしっくりと測定するスキ間に挿入されるリーフの厚さが、測定されるスキ間寸法になります。
さらに一段厚いリーフが挿入できないことを確認します。
リーフの先端形状は、A形とB形があります。
A形は、先端が円状になっており、B形は、先端が尖った形になっています。
一般的には、リーフの厚さは、0.01mmから1.00mm程までラインナップされています。
長さは、75mm・100mm・150mmなどがあります。
幅は、12.7mmがスタンダードです。
それぞれ目的に応じて選定できるようになっています。
材質は、炭素工具鋼でできているものが一般的です。
使用する前には、測定での誤差をなくすため、リーフの表面に汚れやサビ、キズが無いことを確認することが重要です。
参考文献
https://www.shinwasokutei.co.jp/products/73782/
社員数の規模
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