ブラシ付きDCモーターのメーカー10社を一覧でご紹介します。まずは使用用途や原理についてご説明します。
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ブラシ付きDCモーターとは、その名の通りブラシがついているDCモーターのことです。
常に回転している回転子へ電流を流すために整流子に接触するブラシを設け、モーターが回転しても電流を供給できるような構造になっています。ブラシは主にカーボンなどから作られ、使用していると整流子と擦れることで摩耗してくるため、定期的な交換が必要になります。また、DCモーターはブラシや整流子の他に回転子(ローター)と固定子(ステーター)といわれるもので構成されています。
DCモーターのほとんどがブラシ付きで、工場内などでローラーやその他設備などを駆動させるために用いられています。
過去、DCモーターはワードレオナード方式や、サイリスターレオナード方式といった制御をすることが多く、DCモーターの片軸に取付けられたタコジェネレータなどを用いて回転速度を検出し、そのフィードバックを元に必要な速度へ速度制御を行ってきました。近年では、ブラシのメンテナンスが必要なDCモーターに代わり、ACモーターが幅広く使用されるようになってきました。
ブラシ付きDCモーターは、ブラシを通して回転子であるコイルへ電流が送られ、その電流と、固定子である永久磁石の磁力の向きから、フレミングの左手の法則に従い、回転力が発生しモーターが回転します。
また固定子側の磁力を発生させる部分のことを界磁といいます。また、回転子の回転速度Nは(V-R0I0)/kΦ で求められ、電源の大きさに比例し、磁力に反比例します。よって回転速度を上げたければ電源電圧を大きくするか、磁力を小さくする必要があります。また、回転速度が一定のDCモーターの場合、界磁側へ取り付けられた可変抵抗器の抵抗を大きくすることで回転速度を上げることができます。これは磁力Φ=k´v´/r (rは界磁の抵抗)で求めることができるためです。
DCモーターの制御を行うために、サイリスターを用いてAC電源をDCに変換し、サイリスターを点弧させるタイミングで、モーターに加わる電圧が変わり速度制御を行う方法があります。これをサイリスターレオナード方式といいます。
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